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西アフリカ 修練の旅 (7)

2009/01 - 2009/02

96ヶ国目 / ガンビア


やっぱりアフリカ

ガンビアは、セネガルに囲まれた細長い小さな国。多くの日本人は、国名も知らず、どこにあるかも知らないでしょう。私も首都がバンジュールであることを、訪問して初めて知りました。

ダカールから、陸路でバンジュールを目指す。ホテルから、ダカールの乗合タクシー乗り場まで、タクシーで1000CFA (200円)。ガンビア国境の町まで、5500CFA+500CFA=6000CFA(9ユーロ=1200円)。ボロボロのプジョー。1+3+3の7人乗り。窓も開かない。

最後列しか空いてなかったので、無理して乗らないで、次の乗合タクシーの助手席をキープ。乗客で埋まるまで長い時間待たないかもしれないが、朝9時なので、すぐに埋まるだろうと予想した。40分待って、乗客で埋まって、出発!

セネガルの道路はとても良い。ダカールでは高速道路の建設が進んでいる。市内を抜けて90分ぐらいすると、アフリカ大地の景色になってきた。バオバブが何万本も生えている地域を通る。ガンビアへと続く道には、バオバブの木がたくさん生えているので、車窓が飽きない。

15:40 出発から6時間して、国境へ到着。歩いて国境越え。ガンビアの入管はとても親切。また英語圏のため言葉が通じるので快適。セネガル、ガンビア両国の入管にスロープがあるのも嬉しい。今回の旅で初めて自分で手続き出来た。車いすだと、入管が階段だったり、国境でバスを降りるのが困難など、何かと大変なんです。

ガンビアの通貨が必要なため、両替した。両替は絶対にガンビア側ですべし。1ドル=24ダラシーだった。100ドルを両替。本当は25ダラシーだが、国境レート。仕方ない。

国境からバンジュールへ。正確には船乗場のバッラ(BARRA)に行く。乗合タクシーは、50ダラシー(200円)。普通のセダン車。私が最後の客ですぐ出発。所要15分。

バッラから、大きな川をフェリーで渡れば首都バンジュール。フェリーは2時間毎に出ている。所要1時間。長蛇の列。多くの人と自動車。ぎゅうぎゅう詰めで、混沌とした船内。運賃は10ダラシー(40円)。

18:00 バンジュールに到着。 移動10時間。 アフリカは甘くないです。疲れたー。

バンジュール市内には宿は少なく、あっても階段ばかり。100ユーロ以上の高級ホテルのみOKだった。歩いて探しまくったが空振りで、ビーチの町へ移動し、20:00になってようやくゲストハウスを見つけた。


ガンビア雑感

ビーチがあり、英国やオランダなどから、直行便が飛んでいる。いわゆるアフリカ旅行をするのではなく、ゆっくりホテルでバカンスする団体ツアー客。とはいえ、ちょっと外を歩いて、市場を散策したりして、アフリカ体験もできる。よって外国人観光客相手の案内や店、レストランなどある。

ムスリムが80%、キリスト教徒10%だが、ローティーンの少女達の服装がやたらにセクシーだった。セクシーなのがオシャレみたい。性にも開放的そうであった。他の西アフリカ諸国と少し違う。英語圏なので、国際化が侵攻しやすいのかもしれない。

英語が通じて、暑くない適度な気温(海に近いから)、治安がいいので、今後もっと観光客が増えるかもしれない。ダカールと組み合わせれば面白いと思う。

ビーチで過ごす以外は、市場を散策するぐらいしかすることはない。バカウでは、ワニのプールが聖地として有名なのだが、周囲の道が悪く、車いすで行くのは大変だった。中にワニがいるだけで、うーんそれだけ。ワニに触れた写真をとってもらったが、デジカメは盗難。とほほ。


再び、ダカールへ

ガンビアから、マリに飛行機で飛べたらいいのだが、そんな都合のいい便はなし。時間があれば、南下してギニアを訪問するのだが(ギニアビザは、ガンビアで簡単に取れる)、余裕はないので、セネガルに戻って、マリを目指す。

飛行機だと1時間でダカールに戻れるが、満席だったので、同じ道を陸路で戻る。

06:00 ホテルからタクシーで港へ。200ダラシー(8ドル)と良心価格。とても寒かった。
07:00 出港。 1月なので日の出は遅い。 07:30 日の出。

08:00 バッラ到着。ほとんどの客がバスに乗って国境へ移動。25ダラシー(100円)。車いすの私は、バスに乗るのは非常に大変なので、50ダラシーと倍の料金の乗合タクシーへ。ところが、他に乗客がいない。待ってもキリがないので、チャーターすることに。50ダラシー×4名=200ダラシー(800円)を、支払う。

09:00 出入国。 ダカールへ行く乗合タクシー乗場は国境にはなかった。1キロ先にある。ぼろい小さい乗合タクシーで、ダカールへの乗場へと移動する。300CFAを値切って、250CFA(50円)を支払う。既に2名の客がいたが、残り2名こないと出発しない。待つの面倒なので、残り2名の料金200CFA×2=400CFAを追加で払う。隣の乗客に聞いたら、彼らは200CFAしか払っておらず、それが正規料金だから。

ボロボロの自動車は、押しがけしないとエンジンが、かからない。ひどいもの。こんなことなら、1キロだから歩けば良かった。1本道で迷うことはない。ちなみに多くの人は、バイクタクシーを利用する。もちろん私はバイクタクシーには乗れない。ダカールへの帰りは、6500CFA(1300円)と、500CFA(100円)値上がりしていた。助手席を要求したから多めに取られたかもしれないが、値段が高くても快適な方が良い。

乗合タクシー乗場には、貧しい子どもたちがたくさんいた。汚い服で、顔を汚して、プラスチックの桶を持って、物乞いをしていた。昼食にと買った果物の一部をあげたり、飲み残したコカコーラをあげたりした。

16:00 ダカール到着。朝6時に出て、やっぱり10時間かかった。

偉大なるバオバブの木が眺められる美しい車窓が救いでした。ダカールから、バンジュールへの移動は、手軽にアフリカ体験ができるので、とても面白いと思います。行きは陸路、帰りは空路をお勧めします。


※西アフリカ旅行の最後にデジカメが盗難されました。写真はありません。とほほ。


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