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西アフリカ 未訪問国巡り(3)

2017/02 - 2017/03

スペイン南部ムルシアで国際会議


旅行を一時中断
 
西アフリカ旅行手配後に入った仕事。国連世界観光機構の国際会議にパネリストとして招待された。会議の1カ月半前の連絡だったが、もっと早くに依頼してくれたら、欧州への渡航費が節約できて仕事をしてから、西アフリカ旅行を開始したのに残念。そんなケチなことを言っても仕方ない。仕事もしなきゃ。

さて、コートジボワールで4泊する予定を、2泊に変更して、欧州へとんぼ帰り。アビジャンからマドリッドへの直行便はないため、ロイヤルモロッコ航空のカサブランカ経由。

アフリカからの往復航空券は国際会議の主催者もち。カサブランカから、スペインの飛行機は、イベリア航空との共同運航便で、ビジネスクラスにしてくれた。豪華な食事と、ラウンジでの休憩。たまには豪華に移動。

マドリッドで国内線に乗り替えて、南部アリカンテ空港に到着。会議の行われるムルシアには空港がないので、100キロぐらい離れたこの町に到着。迎えの車いすタクシーに乗って移動。招待客ですので、何でも手配済み。


ムルシアでの国際会議

スペイン南部ムルシア。2月の訪問。日中は15-20度。冬だけど暖かい地中海は最高。街路樹にオレンジの実が大量にあり、道路に落ちたりして、甘い香りが漂う。

旧市街を散歩。闘牛場などがある。

市庁舎前。冬の陽光。これが夏だったら、日差しが強すぎるかも。空気も澄んでいるし、老後など、のんびりするのに最適なところかも。ただし鉄道駅の周辺は治安が悪く、道路は汚れ、南米やアフリカ系の移民が多い。

カテドラル(大聖堂)。正面玄関は階段だったが、ぐるりと一周すると1ヶ所だけ、段差がなく、車いすでも入ることのできる入口があった。内部は荘厳。かつての栄華スペイン。

車の入ってこない旧市街のショッピング通り。歩きやすいし、賑いもあって、良いですねー。高齢者や赤ちゃん連れの人など、これといって目的がなくても、中心街をぶらぶらしています。

1st UNWTO World Conference on Smart Destination. 会議本番。IT活用などをして、スマートな観光目的地を目指すもの。その1つの分科会が、バリアフリーでした。情報公開の重要性を、私も発表してきました。

私と同じパネリストだった、ニューヨーク市の障害担当者ビクター。イタリア系移民、生粋のニューヨーカー。まるでゴッドファーザーみたい。格好いい!

ランチ。一年分の生ハムを食べました(笑)。

お料理は、フランスやイタリアと比べると、ちょっと見劣りする。繊細さに欠けます。サラダも素材だけの味。

スペイン南部アンダルシアの名物料理パエリア。経費削減なのか、魚介類が入ってないので、出汁がでてなく美味しくなかった。米もぐちゃぐちゃ。やたらと量が多いので、皆さん、残していた。

デザートのティラミス。どこか業者の冷凍モノ。手作りして欲しいなあ。日本のコンビニデザートの方が美味しい。


スペイン料理

パネリスト達と一緒に旧市街に繰り出しての夜飯。海鮮料理のタパスバル。人気の店で最高の味!まずは、イカのフライ。新鮮な素材。揚げ過ぎない感じが良かったです。特産のレモンをかけて。

 

ムール貝はイマイチ。ベルギーの方が美味しい。

鯵かな? 何の魚かわかならいけど、グリルして、ピンク塩をかけて食べる。

子豚の丸焼き。脂が最高。とても美味しいのだが、ちょっと値段が高い高級料理。

レストランにあるトイレは2つ。その1つが広くて、車いすでも入れたので感動。食べ過ぎ、飲み過ぎで、お腹を下していたので、無事に出すことができました。スペインでは、どうやらレストランに多目的トイレの整備を義務化しているようです。

ホテルまで1.5キロぐらいあるけど、タクシーに乗るのも乗降が面倒くさいし、夜の街を歩く。ライトアップされた大聖堂は美しい。

3日間の会議が終わり、一人でランチへ。14時30分にレストランへ入る。スペインのランチは14時ぐらいからスタートと遅い。昼食後は、シエスタという名の昼寝休憩。夕食は22時ぐらいから。21時とかだと店があいていないことも。文化習慣の違い。世界は広い。

 

ムルシアは物価が安く、物価が安く、朝のコーヒーとパンが、2ユーロ弱。歩行者天国の広場に面したレストランでのランチ。9.5ユーロと、とてもお値打ち。サラダ、1の皿(スープ)、2の皿(色んな魚のフライ)、デザート、飲み物(ビール)、コーヒーまでついていた。このカフェレストランにも、1つしかないトイレが、車いすでも入れる大きなもの。素晴らしい!

他のレストラン。職場の同僚か、友達か、わからないけど、地元民が昼食を楽しんでいます。時間にゆったり、楽しく食事して、談笑する人達。幸せそうだなあ。ガツガツ時間に追われる日本人とは違うなあ。


マドリッドで1泊 

アフリカ(リベリアの首都モンロビア)に戻る飛行機が、欠航になり、マドリッドで1泊することになった。空港ホテルに荷物を置いて、いざ市内へ。

むかし来た時は、空港に地下鉄が開通していなかったが、今はバリアフリーの地下鉄が開通。利用したかったが、トラブルで空港線が故障中だった。そんなのあり?空港のバス乗り場は、飛行場から出た途端に、タバコをぷかぷかする人が多くて困る。吸い殻もポイ捨て。スペインの悪いところ。いい加減、粗雑なところがみられて、嫌な気分。

空港からのバスは、日本のようなリムジンバスではなく、世界は低床路線バス。運転手はいずれも不親切であったが、段差なく簡単に乗れた。5ユーロと値段も安い。

空港からのバスが到着する、アトーチャー駅。観光客も多く、いい食事をとるのは諦め、カフェへと入る。ちょうど、レアル・マドリッドが試合中だった。2-0で勝利。地元民も試合経過を見に、コーヒーを飲みにきたりする。

大学2年生の、欧州冒険旅行。最後の地はマドリッドだった。1994年、ソフィア王妃芸術センターで、ゲルニカを見たが、お腹を壊しており、時間も心も余裕がなかった。20年以上たってのリベンジ。

23年前は、こんなお洒落なエントランスはなかった。改装や増築で、美術館は巨大になっていた。

美術館は、とてつもなく大きい。日本の10倍以上。色んな展示物がある。建物を歩くだけでも、気持ちいい。ミロ、ダリ、ピカソ、スペインの巨人達の作品に圧倒される。現代美術も多く、見ごたえあり。

1時間半ぐらいの見学で美術館を後にした。とてもじゃないが集中力が持たない。翌日の移動もあるので、遅くならないうちに空港のホテルへと戻る。

翌日のマドリッド空港。マクドナルドが、うわさのタッチパネルの注文+クレジットカードでの支払いだった。人件費削減ですねー。そのうち接客もロボットがやるようになったりして。世界は動いてます。


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