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南部アフリカ 未訪問国巡り(5)

2015/07

何もないから平和/マラウィ


首都リロングウェ

リロングウェ空港から、市内へのタクシー。公定価格は、35ドルらしい。とりあえず30ドルに値引き。本当は20ドルかも。その代り、タクシー運転手にホテルを紹介してもらう。案内されたのは、外交官などが住む高級住宅地にある中級宿。36ドル。客は私一人だった。快適だった。

運転手の名前はマッキー。英語が上手。JICAの日本人とも繋がりがあるらしい。良い人だったので、2日後デッサ国境へのタクシーも予約する。65ドル。距離は空港からの10倍あるけれどこの値段。

14時30分にホテル到着。そのまま、だらだら休憩する。ロビーにも部屋にもテレビがあるが、チャンネルが3つしかない。きちんと映るのは、アフリカン・ムービー・チャンネル。ナイジェリアの映画(ドラマ)専用チャンネル。痴話喧嘩、ドロドロ恋愛、家や建物内での会話ばかり、外でのロケはほとんどなし(治安悪いしね)。南米のテレノペラに近い感じだが、従業員などは飽きもせず見入っていた。

夕食はホテルで注文。オーナーが帰宅して調理してくれた。チャンボという揚げ魚(マラウィ湖の淡水魚)のシチュー(トマト煮込み)。4000クワチャ(9ドル)。美味しかった。

翌日の朝食。これは宿泊費に入っている。フロントにいる従業員が作ってくれた。お腹を満たして、これから街へと繰り出す。

リロングウェの旧市街。賑やかなエリアまで、タクシーで約10ドル。値段が高いし、呼び出すのも面倒。一日たっぷり時間もあるので、ミニバスに乗ることにする。

ホテルの従業員(下写真)がシフト交代なので、バス乗り場まで案内してもらうことに。もちろんチップ有り。楽しく会話をしながら、緑の多い、空気の良い道を歩く。素晴らしい時間。従業員に彼の故郷のこと、仕事のこと、給与や待遇のこと、色々と聞けた。

田舎道を歩くこと1キロ。大きな道路に到着。ここで手をあげて、ミニバスを拾う。価格は一律150クワチャ(0.3ドル)。安い。どこでも乗れる。市民の足。

ハイエースを改造したミニバス。助手席には最低2人。4列ある後ろには、一列に4~5人。その間にも乗り込む。合計20人以上が乗ることも。アフリカの他国でもこんなには乗らない。アフリカの最貧国の一つと言われるのも納得。

最初の2台は、断れた。強引に3台目のミニバスに乗りこむ。助手席の人に席を譲ってもらう。バス代は200クワチャだった。50クワチャ余計に徴収されているけど、車いすの荷物料金として納得。車いすはたたんで後ろに入れてもらう。


悲しい現実

リロングウェの中心。バスターミナル付近を散策。各都市に向かう中距離ミニバスがたくさん集まっている。そのミニバスは、すべて日本の中古車ハイエース。しかも福祉車両が大量にある。かるく100台以上。

車いすのまま乗れるリフト付きの福祉車両。添乗が高く、その部分に窓があったりします。

ここマラウィでは、後ろの昇降リフトは取り外され、後ろの座席も4列に変更されて使われていた。天井が高いから、この福祉車両がとても人気になっている。

しかし、ちょっと待って!世界中に、車いすのまま乗ることができる、リフト車を求めている人がたくさんいる。なのに、せっかくのリフトが取り外されて、使われている現状。悲しい。勿体ない。。。車いすマークが泣いている。


教会のミサ

ちょうど街の散策は、日曜日。マラウィはキリスト教徒が多数派。教会を探して、ミサに参加する。バスターミナルで、近くに教会はないか?と聞きまくって、見つけた教会が下の写真。

中へと入る。既に多くの人が集まっていた。ミサも始まっている。皆さん正装して、お洒落して教会へと来ている。お布施集めもしっかりしています。

アフリカの教会といえば、ゴスペル。歌は欠かせません。神父さんの重要な能力の一つは、歌唱力です。説教+合唱。その繰り返し。興奮して脱力、卒倒する人もいる。

動画も2つ撮影しました! ご覧ください!

2時間ゆっくりミサを楽しむ。なかなか終わらないので、もう外に出る。外では、お菓子屋さんがいた。ばら売り。教会に連れてこられた子供たちが買いにきます。

教会の近くで、何か食べるものを探す。 焼肉屋さんがあった。美味しそう!

ビール、400クワチャ(1ドル)。焼き山羊は一皿、150クワチャ(40円)。とても美味しいのでお代わりして2皿を食べる。

違う屋台で、フライドポテトを食べる。ちょうど女子高生達も食べに来た。一声かけて写真を撮影させてもらう。おしゃれで、かわいい

ミサの後、リロングウェの街を散策。これといって見所は何もない。坂道が多いので車いすは大変。早めの夕食。大衆食堂に入る。働くのはパキスタン人だった。

チキンカレーを注文。人生で一番まずいカレーだった。トマトケチャップと固形ブイヨンで煮込むのみ。スパイス無し。ターメリックも無し。アフリカ風にシチューにしているのだろうけど、ひどい味。1645クワチャ。3ドル少し、400円ぐらい。 ホテルより安いけど、不味かった。ケチって損した。


ガイドブック

リロングウエの観光案内所でもらったガイドブック。日本の青年海外協力隊員が製作。とても良い出来栄え。日本の税金で作られているので掲載してもいいでしょ。ということで、写真を掲載します。

マラウィの観光といえば、マラウィ湖。その案内です。ホテルを網羅。散策路や道も掲載。とてもわかりやすい。以下、ホテル探しなどに利用ください。

マラウィ語の、ワンポイント会話集。これも便利ですよ。


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