ベネチアの対岸にある町でLRT(ライト・レール・トランジット)、新型トラムが走っていました。カラーはベニス色。段差のない完璧な公共交通。面白かったのは、専用レーンではなく、自動車もバスも同じ道路を走ること。つまりバス停を、路面電車の電停と共同で利用する。バスへの乗り込みに段差がなくなります。 田舎町なのに、公共交通がある幸せ。すごいですね。 バス停の看板。T1が、LRTの路線。他はバスの路線案内。3本に1つがLRTといった感じ。右側に、車いすマークがありますが、簡単にバスに乗れますよということ。1人で乗り降りできるのは簡単便利です。 フランス グルノーブル (2013年 撮影) バリアフリーな都市計画で有名なフランス、アルプス地方の街です。人口15万人ですが、3本のLRTが走ってました。もう一路線も工事中。もちろん全てが完全バリアフリー。日本だと、この規模の都市では電車はないでしょう。有り得ない公共交通の充実に感動しました。
フランス ストラスブール (2008年 撮影) LRTが普及するきっかけとして世界的に有名な街。 優れたデザイン、交通計画、利便性、見本となる施設です。自動車を市内中心部に立ち入り禁止にするゾーニング、中央駅もデザインを統一しており、素晴らしい。
スペイン ビルバオ (2007年 撮影) グッゲンハイム美術館のある、デザインの街。 新型LRTが市内を走っています。 アイルランド ダブリン LUAS (2007年 撮影) 2004年開通のLRT。レッドライン、グリーンラインの2路線。段差の全くないバリアフリー構造。上下移動がないから楽チン。運行本数が多いので、とても便利です。
ギリシャ アテネ (2007年 撮影) 2004年 オリンピック開催を機に、バリアフリーが進みました。 走っている場所は悪いですが、LRTも導入されています。駅は路上で、乗りやすいので、便利です。
オーストリア ウィーン (2008年 撮影) トラムは市民の足ですが、低床トラムは、ほとんど走っていません。ごく一部だけ。残念です。2008年訪問。完全段差ゼロではなく、15センチほどの段差があります。ホームが低いからです。乗降の際は、運転手が渡し板を電動で出すことになります。少し面倒です。 チェコ プラハ/オロモウツ (2008年 撮影) プラハ市民の足はトラムですが、低床は希少です。 2008年訪問時には、2路線のみ、本数も1時間に1本でした。地方都市オロモウツは、半分以上が低床トラム、新型LRTであり、非常に便利です。ただし、いずれも乗場から15センチほど段差があるため、運転手が渡し板を操作して、乗り込むことになります。
ドイツ フライブルク (2008年 撮影) 大学の町。人口の多くない地方都市ですが、市民の足として活躍しています。細かく路線があるので、非常に便利です。学生、高齢者、ベビーカーなど自動車を運転しない人にとっても便利。市内中心部も活気づいています。
オランダ アムステルダム (2007年 撮影) 2001年に訪問したときは、トラムは低床はありませんでしたが、2007年は3割ぐらいが低床に変わっていました。時代に合わせて、新しい車両を導入しているようです。
イラン マシュハド (2012年 撮影) イラン北東部、人口約250万人のマシュハド。シーア派の聖地であり、国中から多くの巡礼者が訪れる。2011年にLRTが開通。半分以上が地下を通る。地上部分は高速道路の中州部分を走る。2路線が開通予定。郊外駅はバスターミナルが直結されていてシームレスな移動も可能。バリアフリーも完璧。 段差ゼロ。エレベーターも完備。感動しました。
富山ライトレール (2007年 撮影) 日本初のLRT誕生。 2006年開業。コンパクトシティを目指し導入されました。
日本最大の路面電車の都市です。主要2路線で、低床トラムが走っています。 詳しくは、こちらへ
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