講演案内 旅グルメ レジャー情報 搭乗拒否問題 リンク集 問い合わせ

Travel for All トップページ目指せ100ヵ国!車イスでの世界旅行in English

旅コラム バリアフリー安宿情報 世界のバリアフリー事情 世界のカミキリ コカ・コーラ 旅のランキング

 
ACL
 北京国安

2012/05

Beijing in China


ACLの試合を観戦に。北京国安×蔚山現代。試合があることを想定して旅行日程を計画したが、マイレージ航空券のため、前年9月の手配となった。ガンバや日本のチームとの対戦になるといいなと期待したが、それは外れたが仕方なし。

試合会場は市内中心にある古い陸上競技場。五輪で作られた立派なスタジアム「鳥の巣」は、使われていない。日韓W杯で作られただけの、宮城スタジアムや、静岡エコパみたいだが、「鳥の巣」は建築のユニークさもあって、一大観光スポットになっているだけマシ。

平日の夜。北京工人体育場。ノートに中国語で「試合が見たい」「車いす席はありますか」と書いて尋ねる。困惑する入場ゲートのスタッフ達。「チケット」としか回答しない。

入場券売場はないので、外に出て、路上のおじさんからチケットを買いに戻る。公認なのか、ダフ屋なのかわからない。言い値の50元(650円)で即決。チケットに値段が書いていないので、50元が高いの安いのかも分からない。中に入れればいいから場所や値段は気にしない。

車いす席のことは誰もわからないようだった。親切な若いスタッフが、チケットに書かれた番号(9番エリア上段)の入場口へと案内してくれた。入場口はもちろん階段。どうしたものかと顔を見合わせたら、隣に通用門がある。救急車が待機する場所。警備員に声をかけ、その門から競技場内へと入る。

偶然にも、そこに車いす席があった。だからすっと入れてくれたのか?24のエリアがあり、9番と10番が該当するエリア(下の画像、左下の黄色い部分2つ)。運がいいのか、持っていたチケットが、車いす席があるところだったのだ。



ところが、車いす席と、そこに通じるスロープには、色んな看板が置かれていた。通れない。入れない。使われていない証拠である。まああるだけマシ。

マイナスもプラスにする。その車いす席は入れたとしても、観戦には不向き。陸上トラックがあり遠い。高さもない。ネットがあり邪魔。救急車の前で見るのが妥当だが、せっかくの機会。陸上トラックに潜入。ゴールシーンを撮影カメラマンに紛れて、立て看板の後ろにチョコンと座った。運営スタッフが何やら注意か話をしにきたが、言葉わからないと誤魔化した。

ちょうどコーナーフラッグの後ろ辺り。ゴールの真裏に座るのは遠慮した。

中国の応援は凄い。ストレス発散なのか、やみくもに騒ぐ若者も多い。アウェイの韓国サポーター(15名ほど)にも罵声も浴びせ続けていたが、中国語なので何を言っているのかは不明。どちらを応援するわけでもない私は、目立たないように静かに観戦。

特等席です。選手が目の前でプレーしています。 

蔚山現代には、ガンバ大阪に所属していた、イ・グノ、キム・スンヨン、家長がいた。イ・グノは韓国代表。この試合でも一人だけ図抜けたプレーで、得点をアシストしていた。すごい!

こちらはキム・スンヨン。コーナーキックを蹴るところ。2メートルの距離。

こちらは家長。元日本代表。スペインから韓国チームに移籍。この試合は途中出場でした。すぐ目の前でプレーする彼らを見れたのは幸せだった。

試合は、3-2 で蔚山現代が勝利。実力差がありました。スコアボードの下がアウェイのサポーター。私服警官(公安)が、監視しています。

救急車の横を通って退場。そのときに、車いす席と、置かれた看板を撮影。職員はここが車いす席だと分かっているのでしょうか? 日本でもたまにこんなことがあります。

外に出ると警察官が並んでいました。アウェイ応援席の防御です。隔離です。物々しい雰囲気は、中国ACLの特徴です。

宿泊したホテルは、スタジアムから3キロほど。ゆっくり歩いて帰宅しました。


車イス 世界のレジャー観戦情報

Travel for All トップページ