ワイオミング州キャスパー。なだらかな平原の広がる田舎に、コロラドロッキーズのルーキーリーグがある。１Aの下、新人達のリーグで、６月から８月にかけて２ヶ月と短い期間である。　

球場も小さく、日本の市営球場みたい。でも、お金をとって観客を集め、スポンサーをつけ運営している。ファールボールがスタンドの外に出たら、ガラスが割れる音が流れ「ガラス修理は○○商店へ」と広告が流れる。とってもアットホーム。

この球場の名物は、なんといってもレモネード。全米一。大きなフルーツがたくさん入っていて、色合いもよく、ボリュームたっぷり。

面白かったのが、「このバッターを打ち取ったら、それから１０分間、ビール半額」のアナウンス。みんな一生懸命に応援して、見事ピッチャーが三振させた。その瞬間、観客は売店へ。試合そっちのけでビールを買いにいっていた。

スタンドの前にネットがどかっとあるのはダメ。ちょっと臨場感に欠ける。キャラクターは踊っていたけど、お客さん少ないし、結構、適当だった。試合内容もルーキーリーグだし、気楽にのんびり夜風に吹かれながら観戦しましょう。