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ニューヨーク ヤンキース

2003/04

旧ヤンキー スタジアム


日本中が熱狂した松井とイチローの初対決。その試合にあわせて、ニューヨークを訪問した。米国留学中の私は、春に東海岸の大学を訪問することになっていたため、思案を重ね、野球をたくさん見れるスケジュールを組んだのだ。その中心は「ヤンキース対マリナーズ」。年初の1月には、バックネット裏とライトスタンド最前列のチケット手配を完了し、準備を整えた。

まず予備知識として、NYの地下鉄は全くバリアフリーではない。エレベーターのある駅もあるが、20分の1くらい。使えないといったほうがいい。郊外電車は3分の1ほどがバリアフリーとなっていた。その代わりのためなのか、バスは全てリフトがついていて、さらに車イスの乗客は無料にしている。よって、車イスでNY観光する場合は、バスが移動手段となる(お金があればタクシー)。

ところが、ヤンキースタジアムへの交通手段は、地下鉄。マンハッタンから、バスで行くとなると、2回は乗り換えがあり、結構大変なのである。私は、マンハッタンの北部までバスで移動し、そこから歩いて橋を渡る方法を選択。その橋の上からの写真が上。NYはタクシーが安いので、タクシーを利用するのが最も確実か。

長嶋茂雄が解説に来ていたという、2003年4月29日 の試合。メジャーリーグは、座席数が多く、試合数も多いので、よっぽどでない限り当日に席が買える。もちろん満員でも、ダフ屋がいるので大丈夫。必ずチケットは手に入る。ただしプレーオフは例外。

ヤンキース週末のデーゲームなら人気だろうが、肌寒い春の平日ナイトゲームは空いている。この試合も、余裕で当日券がたくさんありました。ただし、良い場所の席は、年間指定席や前売りで、すぐ売れてしまっています。

とにかく日本人が、やたらと多いのに驚いた。もちろん私もその一人。日本からの観光客以外にも、当地在住の人まで、その数、うーん3000人くらいいたのではないか?ビックリしました。球場の周りでは、日本のテレビ局が取材しまくり。

注目の1試合目は、バックネット裏の席。50ドル。打席はイチローです。半年前から手配した、自信の座席。ヤンキースは座席選択の種類が多く最高っす。こんな良い席で見れるなんて幸せ。年間指定席エリアなので、日本人観光客は少ない。イチローの打席を撮影です。

この試合は、大学時代のサークル仲間サチコと一緒に観戦。最高の席でしょ。ね? 彼女は米国の投資会社に勤務するバリバリのニューヨーカー。格好いいね。久しぶりの再会。成長したお互いがいて、嬉しいもんです。


2試合目は、ライトスタンド最前列。30ドル。外野席は、確か8ドルだったけど、そのちょっと前なんだけど、とても良い席。最初、8ドルの席に案内され、係員に猛烈抗議。30ドルなんだぜ。係員の対応は最低でした。

座っている客は、私だけ。車イスの観客だけが入れる特別のエリア。もしホームランが飛んできたら確実にゲットできる。残念ながら、飛んでこなかったけど。イチローウォッチングするには最高の座席です。オススメ。松井の打席を撮影です。

ヤンキースは、サイトで車イス席の言及は、座席表もバッチシ開示。ネットでチケットを購入する際も、一般席と同じように、最初から座席を指定して購入できる球団。たいていは別問い合わせか、電話なのに、非常に対応が良い。さすが、メジャーを代表する球団。車イス対応も流石です。しかし、トイレは車イスが入るとドアがしまらない、適当な改造で呆れてしまった。

しかしながら、スタジアム自体の魅力は全くない。歴史はあるかもしれないが、これといった特徴もない古くてボロイ球場。他球場で当たり前の、球速表示、球数表示、選手の詳細データなどがない。映像や、MC、エンターテイメントは少ない。あまりにシンプルすぎて退屈。ただ、NYのファンは熱狂的だし、観客も多いので、盛り上がる声援はうるさいのが救いです。



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