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コロラド アバランチ(NHL)
デンバー ナゲッツ(NBA)

2001/03

ペプシセンター  in  Denver


デンバーを本拠地とする、NHL(アイスホッケー)のアバランチと、NBA(バスケットボール)のナゲッツの試合を見に行った。会場となるペプシセンターは、景気のいいデンバーの街を象徴して、1999年に出来たばかりの最新鋭の設備を備えたアリーナになっている。

ちょうどこの日は、お昼にアバランチ、夜にナゲッツと1日に2試合実験的に行われた。2試合行われる日を選んでデンバーを訪れたのだった。

アバランチは、NHLでも屈指の強豪チーム。シーズン終盤にさしかかって、ウエスタンカンファレンス15チームの中で首位。スタンレーカップを取ることも期待されている。カナダの伝説的ゴールキーパー、ロアや、キャプテンの闘将サキック、スウェーデン人のエース、フォールスバーグなど、スーパースターも勢揃い。

この日は、同じディビジョンの ミネソタ・ワイルド との対戦だ。もちろん、会場は超満員。チケットは、コロラド州に住む、まうさんに手配してもらった。彼女が、デンバーを訪れた際、ペプシセンターに立ち寄って購入してくれた。値段は89ドル。ナゲッツは同じ位置の座席で49ドル。アバランチの人気の高さがわかります。残りチケット数によって、座席の値段は常に変動するのだとか。ちなみに、この前日のデトロイト戦(東の強豪チーム)の値段は、この日の2倍する。

生まれて初めてのアイスホッケー観戦だった。感動しました。迫力があります。リンクも観戦するのにちょうどいい大きさ。パックを弾く音。スケートのブレーキ音。肉体同士がぶつかる音。興奮します。座席がゴール横だったので、ゴールシーンもバッチシ拝めました。また、選手の入れ替えもさすがプロフェッショナルで、素早いのに驚かされました。テレビでは見れない生観戦の醍醐味です。正直、こんなに面白いとは思いませんでした。高い入場料を払った甲斐がありました。

さて、試合は、 1-3 よもやのリードをされて苦しい展開。ミネソタは防御を固めて逃げ切りを図るが、反則が多くなり、パワープレーを許す。ついにアバランチは第3ピリオド中盤にようやく同点に追いついた。

もし、同点なら延長戦に突入する。しかし、今日は、夜にバスケットの試合がある。アイスホッケー終了後、素早くリンクを片付けてバスケットコートに転換しないといけない。会場スタッフは、どうか延長戦に突入して試合終了時刻が遅れるのだけは止めてくれと祈っていたと思う。その願いが通じたのか、試合終了間際、キャプテン・サキックのゴールで勝利!!

3ヶ月後、アバランチは、ハラハラドキドキの試合でプレーオフを勝ち抜き見事、2000-2001シーズンを優勝した。そのときのコロラドの街はスゴイ盛り上がりだったそうだ。良いチームだ。

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夜8時。ナゲッツの試合を見に再度、ペプシセンターを訪れる。つい3時間前までは、アイスホッケーリンクだったのに見事変身。お見事。

この日は、ニュージャージー・ネッツとの対戦。ナゲッツはプレーオフ出場も難しい状況に置かれ、消化試合の要素が強く、それを反映してか、会場は6割の入り。バスケットコートは、アイスホッケーのリンクより小さいので、プレーは見にくい。コートサイドなら迫力があるだろうが、アイスホッケーの方が楽しかった。

試合は、第2Qにナゲッツの猛攻で逆転。 98-84 でナゲッツの圧勝。感心したのは試合以外の盛り上げ。タイムアウトの合間には、チアガールが踊る、踊る。ハーフタイムには、コート上で犬がいっぱい登場してのドッグレース。終いには、明日の天気予報まで映し出される。

極めつけは、KISSタイム。アバランチの時の方が盛り上がったが、このペプシセンター恒例なのか、休憩時間に、ハートマークの画面にカップルが映し出され、音楽とともにキスを要求。いきなりキスを要求して、それに応える米国人はすごい! 10組以上のカップルがキス。

ファンサービスに学ぶところは多いです。試合もさることながら、それ以外でも十分に楽しい。でも、飯はやっぱり不味かった。ビーフドッグは食えた代物ではないし、ポップコーンは塩のかたまりだった。まともなのは、ナチョスくらい。やっぱ米国です。

ところで、車イスの座席ですが、その数は200席以上はあるでしょう。値段が高い座席から、安い座席まで、選択の幅も広いのは、さすが米国というところ。さらに、車イスのお客さんがいないときは、一般人に開放して販売している。
だから、車イスの座席にパイプイスに座って一般の人が見ています。見たい人がいれば、少しでも見れるようにしようということだ。 素晴らしい!

日本では、車イス用のスペースをたくさん作っていても、全部埋まらなくて他は超満員なのに、そこだけ空いているということがあるが、見習ったらいい。といっても、日本では、立ち見の人とが車イススペースに勝手に入ってきたりするのだ。

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