アウトドア天国 (3)
2008/11
バンジージャンプ / ニュージーランド
勇気を出して ニュージランドは大自然を体感するアウトドアが有名です。山登り、川下り、ヨット、そしてバンジージャンプ。南太平洋バヌアツの儀式を、観光用のアトラクションとして世界で最初にサービスを始めたのが、カワラク橋。 飛んでみたいと思っていましたが、期待はしていませんでした。以前に苦い思い出があるからです。米国ラスベガスでスカイダイビングに挑戦しようとしましたが、事前に確認していたにも関わらず、現場でNGが出て飛べなかったのです。ところが、カワラク橋では簡単にOKが出ました。 NZ最高! 価格は、165NZドル(9000円)。安くはありませんが、価値はあります。円高だったのでラッキー!人気があるため、前日までに予約して、飛ぶ時間を決めとくほうが良し。ホテルなどで手配してくれます。 橋からの眺め。高いですよ。階段も長いです。高さは、43メートル。マンションでいうと15階建て。
通常は、足首にだけ紐をつなぎますが、下半身麻痺の私は、全身に紐をつなぎました。ハーネスを全身に装着します。緊張感が高まってきます。
そして、車いすから降りて、ジャンプ台へ。座って飛びます。私の車いすは、川の近くの階段の終点へと、女性スタッフが運んでくれました。 腰かけた瞬間に初めて恐怖が訪れました。渓谷には川が流れ、強い風が頬を打ちつけます。今まで経験したことのない緊張感に、心拍数を抑えることができません。 掛け声と共に、体を前に投げ出し、谷底へと飛びこびました。紐が絡まると危ないため、「飛んだら、すぐに空を見てください」と指示されていたため、飛んだ直後に体をひねって上を向きました。川面に手でタッチする余裕はありませんでした。安全第一。
飛び終わった後は、川で待機するボートが救出してくれます。谷底からは長い階段ですが、スタッフ2名が私を両脇から抱え、休憩することなく一気に上げてくれました。ラグビーの国、腕力の相当強い男性陣でした。
途中からは坂道。坂道を上りきると展望台です。私は拍手で出迎えられました。多くの観光客が、バンジージャンプをする様子を見学していました。飛ばない人も、見て楽しめます。無事、飛び終えて、美人スタッフと記念撮影。
下半身麻痺なのに飛ばしてくれて、本当に感謝です。バンジージャンプ発祥の地としてのプライド、社会貢献を感じました。かなりの労力がかかるのに、特別な意識もなく自然に笑顔で、一人のジャンパーとして対応してくれます。 過去にも事例があるようで慣れていましたが、飛ぶのは自己責任です。かなり怖いので、オススメはできません。衝撃もあるため、身体が健康状態であることの署名も必要です。飛んだ後は、達成感も重なり疲れ果てました。非日常の体験に精神も肉体も驚きました。
一緒に旅したキーヤンは、飛びませんでした。しかし、私の様子を見て興奮したため、もしまたここを訪問する機会があったら、そのときは挑戦するかも? 下は、私の次に飛んだ人の写真です。一緒に旅したキーヤンの撮影。通常は、足首に装着して、飛び込みます。楽しんで飛んでいますね。すごい。すごい。
ニュージーランドは、バリアフリーが非常に進んだ国です。バンジーサイトのトイレも、ユニバーサルで、車いすでも利用可能な大きなトイレでした。
購入したDVDより、ダウンロードした3分16秒の動画です。どんな風に飛んだのか?ご覧ください。
ワイナリー バンジージャンプをしたカワラク橋周辺は、ワイナリーが多いことでも有名です。観光化にも力を入れており、多くのワイナリーで、試飲や食事、見学などができます。とても美味しかったです。
クィーンズタウン NZで最も美しい町かもしれません。観光の町としても、最も良いでしょう。町がきれい。空気がきれい。湖がきれい。山がきれい。アクティビティがたくさんある。 湖畔沿いの散策は気持ちがいいです。遊覧船もあります。車いすでも乗れます。
ホテルの従業員に名物料理を聞きました。ハンバーガー屋がとても有名とのこと。顔の大きさぐらいある巨大バーガー。肉の品質最高。有機野菜とパンも絶妙。行列ができる訳です。 感動のあまり、二晩続けて通うことになりました。小さい町なので、歩くとすぐ見つかりますよ。クィーンズタウンに行ったら、「ファーグ・バーガー」を食べることを忘れずに。他には、湖畔のチョコレートショップも有名です。
町ではショッピングも楽しいです。アウトドア用品の聖地のように、何でも揃ってます。店の入口も段差はないことがほとんど。店内にもスロープがあったりして嬉しい配慮です。 夕方、グランドで、地元民達が集まり、ラグビーをしていました。子どもから、社会人まで年齢も幅広い、男性だけでなく、女性もいるのが、NZ。まさにラグビー王国です。クラブチームが町の中心にあり、多くの人が集まって汗を流すのは素敵な光景でした。 |