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コーカサス地方 (4)

2014/07

ミンスク / ベラルーシ


ミニモスクワ

アゼルバイジャンの首都バクーから、ベラルーシの首都ミンスクへ。私が飛んだ5日後、マレーシア航空撃墜のニュースを知る。全く同じドネツク上空を飛んでいた。ビックリ!不必要なリスクは避けるべきだが、事故に合う確率は運次第でもある。深くは考えない。恐れはしない。

ミンスク空港は市内から45キロも離れている。タクシーは55ドルもするので、バス停に行ってみることに。待つこと10分。来たのはノンステップバス。車いすで乗れる!料金はたったの3ドル。ちなみに日本の空港バスは全滅。リムジンバスなので車いすのまま乗れません。情けないやら、悲しいやら。

市内へと向かう空港バスの車窓から、高速道路に隣接するカフェが見えた。戦車5台が並んでいた。軍事国家だなあとビビるが、市内はいたって平和。ミンスクは、ミニモスクワという感じで都会。

・・・

ミンスク中央駅でバスを降り、バスターミナルの上にあるショッピングセンター昼食。お婆さんスープ、ビーフストロガノフを注文。2000円と安くはないが、とても美味しかった!料理が口に合う!

ミンスク市内。ほとんどの建物にスロープが設置されていることに驚く。歩道の段差解消も進んでいる。モスクワよりもずっと街並みのバリアフリーは進んでいるとの印象。売店や商店、レストランに入れるのは嬉しい。

旧ソ連に来たら、サーカスかバレエを見たかった。調べるとミンスクにもサーカス有り。午後3時に演目があることは知っていたが、日本からインターネットでチケットが取れるわけでもなく、現地へ。日曜日。夏休み。満席だった。どうせ車いす席はないだろうから、通路で見ることになるから、入れてくれてもいいのにと思うが、ロシア語が話せないので交渉は撃沈。

階段しかないので、どこか車いすで入れるところがあるか探したら、裏手に昇降機があった。動くのだろうか? 車いす席も座席表を見てもなかったし、利用者いるのかな?この程度の階段なら、スロープを作って欲しい。昇降機だと壊れて動かないとか、係員を呼ぶ必要があるので。

残念ながら、サーカスは見れなかった。諦めて市内散歩へ。市内バスもノンステップで、車いすマークも有り。路線図がないから、たった1日の滞在だったので、タクシーしか利用しませんでしたが、これなら移動できそう。ちなみに旅行者は、メトロ(地下鉄)を利用します。でもメトロは階段。よって、いつものように歩いて観光。

緑が多く、公園も多い首都。川沿いに公園と自転車道も整備されていました。 サイクリングしてみたい!

日曜日。人も少ない。旧共産圏でよく見るトローリーバスも、ノンステップでバリアフリーなのには驚く。

階段の上に何かきれいな教会。

スーパーで買い物。ビールの種類が多いこと、多いこと。 1.5リットル、2リットルのビール瓶があることにも驚き。
酒好きな国民性。アルコール中毒が社会問題なのも納得。
WHOの統計(2010年)によると、ベラルーシは年間一人17.5リットルで世界一。世界平均は、6.2リットル(飲酒しない国も含むので低くなる)なので、3倍近い。日本は8リットル。

カフェで休憩。コーヒーとデザート。

モスクワもそうですが、道路の車線が多く、信号も少ない。歩行者は地下道を通ることも多い。車いすには歩きにくいですね。道路が横断できない。。。

1泊して、再びミンスク中央駅へ。これから空港へ向かいます。ここでも、駅から市内へと歩くには、大きな道をくぐる地下道を通らないといけません。

バスターミナルの切符売場。地方都市へのバス。国際バスも走っています。スロープがあるのは嬉しいですね。ここから空港へ移動して、次は最終目的地のモスクワです。


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