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肺炎で入院(3)

2007/01 - 2007/02

チチカカ湖 / ボリビア


さくっと観光

素晴らしい治療のもと回復したので、予定よりも早く9日目に退院。標高の高い(3700メートル)ラパスから早く脱出したいと願うものの飛行機がない!本当に!

保険会社が緊急帰国の手配をするというものの、早くても退院6日後の飛行機とのこと。しかも看護士や介護者が必要とのことで法外な自己負担金が発生する。自分で手配して帰国することを伝えると、あっさり保険会社はOKとのこと。よくわかりません。

日本で購入してきた航空券がコロンビアのボゴタから帰国するものであったので、とりあえずボゴタへ移動してから、その航空券の日時を変更することにした。苦労してみつけた航空券は2日後のリマ経由ボゴタ行き。片道930ドルもした(一部ビジネスクラス)。(とはいえ、この代金もクレジットカードの保険で後日支払いがされました。良かったです)

ラパス市内のホテルにチェックインして10日ぶりのシャワーを浴びる。入院中はシャワーを浴びれなかった。体中の垢を丁寧に落とし、生き返って元気回復した後は、せっかくなので街の散策に出ることにした。とはいっても病み上がりの体。無理することはできない。心拍数も上げれない。慎重にゆっくり歩く。

 

ラパスは山の中にある街。坂ばかり、階段が多いので、車イスで歩くことは非常に困難。タクシーで大通りの坂上部に連れていってもらい、ホテルまで下ってくることにした。ところが、タクシー運転手が「どうせならチチカカ湖に観光に行かないか」とセールストーク。35ドルで交渉成立。退院後すぐに観光するなんて非常識かもしれないが、タクシーに乗っているだけ。入院していなければ見たであろうチチカカ湖もせっかくの機会、眺めておきたい。

 

チチカカ湖へは、自動車で1時間半。途中の高原地帯(アンテプラーノ)は、とても美しい。花が咲いていたり、山が美しかったり、荒涼としたアタカマ砂漠やウユニ塩湖周辺とは大違い。

チチカカ湖も標高3890メートルと高いが、周辺に緑が多く、空気が爽やかである。同じ高度でも、乾燥していていれば、空気が薄いような気がする。トトラ(葦)のプチ美術館と土産物に立ち寄り、 湖畔のレストランで、チチカカ湖特産のトゥルチャ(マスの一種)を食べて、観光終了。合計4時間なり。


世界で一番高いところにある空港

ラパスは、谷間にあるすり鉢状の街。山の斜面にへばりつくように家が建っている。標高の低いところほど快適な環境であるため、下にいけば行くほど地価が高くなる。

ラパスの空港は、そんな谷底には作ることができないため、周りを囲む山の上にある。標高はなんと4070メートル。市内から空港までタクシーで50ボリビア(720円)なり。空港へと続く高速道路の側道は歩いている人でいっぱいであった。朝なんてジョギングしている人もいる。一つ間違えれば、車に轢かれると思うが、長い直線の道は高速道路しかないのかも。

ラパス空港。一応、車いす対応のトイレがありましたが、通路の奥。鍵は閉まらない。掃除の用具入れになっていた。バリアフリーが進んでいない証拠です。日本でも昔はこのようなこと(障害者用トイレの物入れ化)が多かったです。

 


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