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ブラジル コンフェデレーション杯(5)

2013/06

計画都市「クリチバ」


ロストバゲッジ

コロンビアからブラジルへの移動。人生初めてのロストバゲッジ。車いすの紛失も怖いので、乗換にはとても気を使うため、これだけ飛行機に乗っているのに経験がなかったが、やらかしてしまった。預けた荷物が経由地のリマで宛先不明になったようだった。

メデジン - ボゴタ - リマ - サンパウロ - クリチバ と、4路線を乗る大移動。最後のブラジル国内線以外は、LAN航空(チリ本社)の便。ブラジル国内線はTAM航空との共同運航便で、TAMの飛行機を使って就航。

車いすがロストバゲッジなるのは最悪なため、乗換時間やターミナルの位置などは神経を使っている。メデジン空港で、タグがクリチバまで付けたときに、リマにしてくれと言ったが、聞き流されていた。嫌な予感が当たった。リマでの乗換は、約9時間。深夜到着。翌早朝出発。

空港の近くに安宿はないため、市内にタクシーで往復するのも、宿泊費も勿体ないから、空港で寝ることにした。リマ空港は、私と同じように寝ている人が多くいた。ベンチも寝ころびやすく快適だった。問題点は、明るいこと。空調が寒いこと。早朝からうるさいこと。

サンパウロ空港に到着したとき、国内線の乗継のためターンテーブルで荷物を受け取るが、いくら待っても私の預けたリュックは出てこなかった。係員に自分の荷物がないことを告げ、クリチバのホテルを伝え、届けて欲しいと書類に記載した。

手元にあるのは、機内に持ち込んだ小さいリュック1つ。着ている服以外は、長袖Tシャツ、ウィンドブレーカー、貴重品。ミニパソコンは預けた荷物の中。パンツは1つなので、シャワーを浴びるときに洗って、下半身裸で寝た。紛失から3日後、荷物は届かないと諦め、現地のスーパーで下着、Tシャツ、ズボン、リュックを購入。いずれにせよ、超身軽な旅に。それはそれで快適だった。荷物がない=失うものがない。気楽である。

係員とメールで連絡はとれていたが、ブラジル滞在中に、荷物がホテルに届くことはなかった。日本の自宅へ送ってもらうように手配した。

荷物紛失から17日後、私が成田へ帰国した同じ日に、荷物も帰国。持ち主とは違って、ルフトハンザ航空の欧州ドイツ経由の関空到着。税関検査の書類をファックスして、無事に手元に届けられた。中身は何も盗まれておらず一安心。やれやれ。


クリチバ

ブラジルに行くなら、最も行きたかった街がクリチバ。イの一番に訪問。環境会議でも有名だが、バス専用レーンが整備され、公共交通が充実した都市計画で世界的に有名なのだ。

市内を走るバスの乗場は、透明なチューブ型で少年時代に描いた未来都市みたいな感じ。ス停は入る時に検札。バス停が高いので、バスへの乗り込みは段差なし。バス停の端には簡易リフトがあり車いすOKのバリアフリー。 写真なくてスイマセン(カメラ紛失)。

観光客のほとんどが利用するのは、ノンステップの二階建て周遊バス。29レアル(=1500円)。ブラジルの有名建築は全部この人「オスカー・ニーマイヤー」の美術館をじっくり堪能。美術館の中身は現代美術。展示室もかなり広い。箱が、建築が、オスカーニーマイヤーというk何時。超オススメ。


市内周遊観光バスは、4回乗降可能なため、緑豊かな公園、イタリア移民村、植物園と1日かけて巡った。雑多なブラジルにあって、クリチバはとてもきれいな街。

ランチは、イタリア移民村にある南米最大のレストラン「Madalosso」。最大で4635席あるらしい。イタリア料理の着席ビュッフェ。シェラスコと同じ感覚。塩味がきつく、油っぽいが、ボリュームは文句なし。値段も36レアル(1800円)+飲み物+デザート、と大都市のレストランに比べると、かなり安い。店に入ったのは、14時30分だったし、昼と夜を兼用にしてがっついた。もちろん牛肉を中心に。


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