ブラジル コンフェデレーション杯(3)
2013/06
現代のマチュピチュ「エクアドルの首都キト」
1泊のみ エクアドルには、ガラパゴス諸島という自然の宝庫があるが、飛行機で飛び、1週間のクルーズツアーが一般的。船からボートに乗り換えて、島々を廻ったりするが、車いすの私には無理。不向きである。訪問国稼ぎのために、ペルーからコロンビアへの移動、その途中に首都へ1泊。 キトの空港は、以前は市内中心部にあり便利(安価)だったが、2013年に新空港が完成。訪問直前に移転していた。タクシー代もかかるので痛いが仕方なし。 リマからの飛行機は、市内から1時間かかる場所に到着。料金は、25ドルと距離にしては高くない。空港からのタクシーは最初は良い道を走ったが、渓谷にかかる細い橋を渡る。300メートルぐらい見上げた山中に高層ビルが見える。石畳の狭い坂道を、くねくねと上っていく。車は4WDが多い。 首都キトは、現代のマチュピチュかと思った(本物は行ってないけど)。標高2850メートル。アンデス山脈にへばりつくようにビルや家が立ち並ぶ。旧市街は急な坂ばかり。なんでこんな山奥に街を作ったのか不思議でならない。外敵が攻めにくいこと、涼しいことが理由であろうか。 観光の目玉は、世界遺産でもある旧市街であるが、車いすでは無理。坂多すぎ。きつすぎ。介助がいても危ないと思う。その旧市街をタクシーで抜けて、パネシージョの丘へ。キト市街を見下ろすように、大きなマリア像が立っている。その姿は、ブラジル、リオ・デ・ジャネイロのキリスト像と似ている。エクアドルは女性(マリア様)と少し違う。 ※ 残念ながら、後日ブラジルでデジカメを紛失(盗難?)したため、写真ありません。 パネージョの丘は素晴らしかった。でも、朝9時に行ったので誰もいなかった。屋台が並んでいたがいずれも閉店。夕暮れや、夜景を見るのがいいかもしれません。旧市街には、幾つもの有名な教会がある。坂なので、車いすで巡るのはかなり大変。前の広場が平らだった、サントドミンゴ教会に行ってみるが、入口に階段しかなく、あっさり入場を諦める。カトリック教会は世界中で幾つもみたし、周りに頼んで階段を担いでもらうまではしなかった。 広場には、BRTのバス停があった。キトにもコロンビアのボゴタで成功したBRT(バス・レール・トランジット)が導入されていた。路面電車のような停留場は片側にスロープ。ホームからバスには段差なし。ホームドアがあり、バスが到着したら透明のドアが開き、隙間解消のためにバスから渡し板が降りてくるシステム。 運賃は、12セントだった。バスの切符だけ記念に財布に残しており、それをスキャニング。ちなみに、エクアドルの通貨は米ドル。自国の通貨はない。紙幣は全て米国と同じだが、コインだけはエクアドル製のものがある。1ドルコインなんてのもあった。 BRTは大人気。専用レーンなので渋滞知らず。バスも駅も綺麗。ただし混む。3路線が走っていたが、実に素晴らしい交通システム。途上国にはピッタリ。旧市街を歩いて散策することはできなかったが、ホテルのある新市街へとバスに乗って戻ってきたのが、私にとっての観光となった。 |