ブラジル コンフェデレーション杯(8)
2013/06
至極の試合「イタリア×日本」
レシフェ
ブラジル最後の目的地は「イタリア×日本」の試合が行われるレシフェ。 試合前にダウンタウンを散歩していると、若い男性2人組の日本人サポーターと出会い、一緒に昼食を食べた。 さて、地下鉄とバスを乗り継ぎ、スタジアムへ。たくさんのボランティアがいるのだが、車いすのボランティアも2人いた。障害があってもボランティアをする方になるのは素晴らしい。日本から来たよと声をかけ、互いに写真を取りあう。 気分良くスタジアムへと進むが、入場の際、荷物検査のセキュリティチェックで揉めた。リュックに入った爪切りを没収すると言われ、少し口論になった。その騒動で、デジカメが紛失。あるいは競技場に入って盗まれたのかも。昼食後に、日本人サポーター2人とビールを飲んだのが失敗。酔っぱらっていたので、理性的に冷静に行動できなかった。痛恨の失態。ブラジルの写真が全て無くなった。仕事でも使えるものがたくさんあったのにと、ドーンと凹む。 レシフェの夜は、まるで日本のホームスタジアムみたいだった。 ワールドカップのために新設されたレシフェのスタジアム。バリアフリーは完璧。各エリアに車いす席も完備。8エリア×4席+6エリアに4席=56席だっと思う。ただし立地は最悪。郊外のジャングルの中。地下鉄の駅からバスでの移動。車いすの私は、特別に用意されたリフト付き送迎バン。 コンフェデ開催中に大きなデモも起きていたが、スタジアム建設など税金の無駄遣いというのも納得。日本でもW杯の際に、宮城スタジアムを筆頭に無駄なスタジアムが作られたが、ブラジルが優れているところは、サッカー専用スタジアムで、とても見やすいところ。 メトロの駅や、ダウンタウン、競技場の廻り、スタンドの中と、同じシャツを着たボランティアがたくさんいた。車いすに乗ったボランティアも2名いて、送迎バンの乗降場で案内してくれ、一緒に写真を撮ったりした。いいですよね。障害がある人も、ボランティアすること。出来ることをすればいいのだから。 ブラジル人の印象 タトゥーをしている人がとても多かった。完全にファッションの一部。色気の醸成。40代までの男女5人に1人がしているような印象。サッカー選手でも多いですね。女性は肩甲骨、ふくらはぎ、腰など。男性は、腕や肩が多い。 英語を話せる人が少なかった。日本より通じない。ブラジルは大国。自己完結したり、外に併せる必要もないからだろうか? ポルトガル語のみ。スペイン語もダメ。他の中南米諸国は、米国依存の経済もあってか、英語が通じることが多いのと対照的。 貧富の差も激しいと感じた。旅行者が行く場所は治安の良い場所。物価が高い。レストラン、ホテルは日本より値段が高い。空港にはプライベートジェットが並んでいたし、突き抜けた大金持ちも多い。ロシアと似るところあり。 久しぶりに言葉、コミュニケーションで苦労した。フランス語、スペイン語は、少しは単語を知っているが、ポルトガル語のボキャブラリーは全然。パッと浮かぶコミュニケーションで大変だった国は、ロシアかなあ。そこも似ていますね。 |