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メープル街道 (1)

2014/10

ナイアガラ滝 / カナダ


国際会議出席のために

モントリオールで国際学会 Destination for All (全ての人への目的地)が開かれる。交通バリアフリーの関係者と国際観光協会がコラボレーション。私のホームページの名称は、 Travel for All なんだか似ている。

訪日外国人へのバリアフリー旅行情報を提供する Japan Accessible Tourism Center の代表として参加。招待はされず、NPOの経費で参加することに。日本の観光バリアフリーの現況を論文発表する。カナダは過去2度の訪問があるが、いずれも乗換を利用して宿泊しただけ。紅葉の季節、メープル街道を走りたい。ナイアガラ滝も行きたい。事前旅行を計画。成人した孫がいるご婦人が同行してくれ、レンタカー、ホテルをシェアした。

羽田からの直行便で、トロントへ。そのまま空港でレンタカー。大手レンタカー会社ハーツの無料オプションで手動装置をつけてもらった。海外での運転は慣れているが、初めての土地、標識も見慣れない。市内へ行きたくないのに、間違って高速に乗ってしまい、慌てて戻る。

日も暮れた。お腹が空いた。ファストフードに入ろう。カナダの有名ファストフードチェーン、コーヒー店でもある「ホールトンズ」を選ぶ。人生初体験である。甘いコーヒーが特徴で、カナダ人に大人気。癖になる缶コーヒーの味に近い。カロリーが高い。

ナイアガラ滝は、大都市トロントから車で1時間半。簡単に行ける。ホテルが多くあり、値段も安いので1泊。翌朝に滝へと向かう。滝は、道路からチラ見をすることも可能だが、路上停止は禁止。駐車場に停めて、川沿いの遊歩道を歩いて滝を観光することになるのだが、15ドル(1500円)と高額な駐車料金に驚く。入場料と思って割り切るしかない。もちろん安い民間駐車場もあるが、起伏のある道や長い距離を歩かないといけない。ホテルに車を停めたまま、観光用の周遊バス(有料)に乗って観光するのが良いと思う。ただし良いホテルでないと、バスのルートから外れてしまう。なんでもお金ですね。。。

車いす用パーキングがあるが、外国人である私は許可証を持っていない。日本と違って、違反者には罰金300ドル(約3万円)が課せられるので、不正駐車はない。外国人、車いすの運転車と書いた手作りのステッカーを出して駐車することもあるが、晩秋の朝なので駐車場はガラガラ。一般スペースに停める。 

道路をまたぐ陸橋を越えれば、ナイアガラの滝。カナダなので、もちろんバリアフリー。とってつけたようなスロープとかもない。大きな建物はビジターセンターで、土産物やアトラクションなどがある。 

あっという間に滝に到着。高さはないが、横幅、滝のスケールはとてつもなく大きい。思ったより、ガッカリ感はなかった。

遊歩道を歩いて、アメリカ側の滝が見える位置まで移動する。平らなので車いすも問題なし。爆音は鳴りっぱなし。水蒸気は上がりっぱなしです。

400メートルぐらい歩いてきました。朝なので観光客もほとんどいない。掃除する人のみ。

アメリカ側の滝。きれいに見えます。朝一番の遊覧船は既に運行しているようです。カッパを着て滝の水しぶきを浴びにいくものですが、夏が良いでしょう。秋は寒い。

遊覧船乗り場は、川岸。歩いていくのは難しいので、有料の観光周遊バスに乗っての移動となる。もちろんノンステップバス。遊覧船に乗るつもりはないので立ち寄らなかった。

滝のところだけは自然保護がされているが、ナイアガラ滝の町は場末感が漂う。昭和臭の漂うセンスのない土産物店、チープな遊具があるアトラクション、派手なだけのハリボテ看板。なんだかな~。トロントでの乗換時間を利用して、さくっと見るのが良いでしょう。


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