カーニバルへの道(3)
2003/2 - 2003/3
ギアナ高地 / ベネズエラ
エンジェルフォール 予定より1日遅れて、ギアナ高地へ。セスナは運転手を入れて5人乗り。観光の拠点で宿泊するカナイマに向かう。カナイマへは陸路は川しかなく1週間以上かかる。事実上、交通手段は航空機のみ。
ジャングルの上を1時間。ギアナ高地を遊覧するので、カナイマを通りすぎて更に15分。ようやくギアナ高地のテーブルマウンテンがみえてきました。 その崖の高さは約1000メートル!
テーブルマウンテンの上は、標高が高いせいか雲がかかっていました。その合間からのぞく絶壁は迫力満点。
違うテーブルマウンテンの頂上は、平らではなく、奇岩だらけ。凸凹した不思議な形をした岩は、なにか人類をよせつけない自然の神秘な世界。天界のようだ。
いよいよメインの、エンジェル・フォール(スペイン語:サルート・アンヘル)へ。落差が世界最大の滝であります。なんと落差は979メートル。信じれますか? ところが、水がない!!! めちゃくちゃ珍しいらしい。水のないエンジェルフォール。こんなの見た人いるかな!? 水量が多いのは雨季の8月。夏とのこと。皆で、水がないと呆れてゲラゲラ笑ってました。 滝は大きすぎて、写真のフレームに入りません。中腹あたりの写真をどうぞ。水がないので、単なる崖に見えますが(笑)。
通常、旅行者はカナイマからボートを乗り継いで川をさかのぼり、最後は1時間ジャングルを歩いて、エンジェルフォールの真下、滝つぼに行くツアーに参加する。滝つぼに落ちる前に、水が蒸発してしまっていることもあるとか、すごい迫力だそうです。そこで泳いだり、近くでハンモックで1泊したりするトレッキング。ジャングル体験で面白いらしい。 調べあげたあげく、車イスで行くには困難であるとの判断。ボートは乗り継げるが、ジャングルを1時間歩いていかないといけないのは流石に車イスでは無理だ。だからこそ、別に雨季にこだわる必要はなかった。セスナから眺めるだけでいいやと。また、どのみち乾季で水がなく、ボートで滝の下までも行くことができない時期だった。 ギアナ高地も車イスで歩いていけないし、既にガイアナのギアナ高地を訪れているので、強い興味はなかったが、ベネズエラ訪問となったので、お金かかるけど経験価値として訪れた次第。 秘境中の秘境といわれるけど、飛行機できてみれば、あっけない。首都から遠いから、お金がかかるから、秘境とよばれるのかもしれないが、あまりそうは感じなかった。滝までボートをのりつぎ、自分の足で訪れると、感動は大きいかもしれないが。 カナイマ ギアナ高地観光のために作られた町 カナイマ。5つほどホテルがある。全体で300名くらいは泊まれるだろう以外と大きな町。秘境という感じはあまりしない。ホテルで働く従業員の住居や、発電所など、近くには切り開かれた普通の町があった。
とはいえ、周りは何にもないジャングル。遠くにはテーブルマウンテンが眺められ、自然を満喫。湖に流れる滝の音が、轟轟といつも聞こえる。鳥の鳴き声もステキ。
エンジェル・フォール遊覧セスナが一緒だったベネズエラ人のカップル。とってもナイス! 格好いい! 一緒に騒いだり、夕食を共に食べたり、ビールを飲みながら星空を見て語りあったりした。
もう一つ、湖の遊覧ツアーへ。砂浜は、みんなで押してもらい、ボートへ到着。ベネズエラ美女と一緒に記念撮影。イエイ!
湖では、子ども達が遊んでいる。無邪気に、ごろごろと楽しく。水がきれいで、魚もたくさん泳いでいました。
さあ、ギアナ高地から流れてくる水が滝となって、湖にそそいでいます。この轟音と、水しぶきは大迫力。すごいじゃん!
ボートを寄せて、みなで滝の裏側にまわっていきます。これまた有名なトレッキングコース。ビチョビチョになるので水着着用は当然。一緒のベネズエラ人カップル(上記)は、はしゃぎながら滝へ。テーブル上に水のたまったプールがあり、そこで泳いだりくつろいでいた。手をふってくれたりね。
湖のかたわらには、水力発電所があった。カナイマの電力はここでバッチシ、自家発電できていることでしょう。ベネズエラは大河が多く、産油国だけど、電力のほとんどが水力発電。エコロジーですね。
滝の裏側には車イスでは行くことができないので、砂浜でゴロゴロしながら待つことにした。水泳は得意だしね。湖で塩辛くないし、大自然の中、快適な時間。
超値段の高いギアナ高地ツアーもこれで、おしまい。 セスナに乗って帰りましょう。
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