ヨォロッパ一周大冒険(8)
1994/07 - 09
イタリアンドライブ / イタリア
ヴェローナ 友人ヨシとドイツのミュンヘンで合流。二人でオートマチック車をレンタカー。簡易の手動装置を付けて、私がメインで運転。ドイツから、オーストリア、南下して、イタリアを一周しました。 一番最初に訪れたイタリアの街は、シェイクスピアの「ロミオとジュリエット」の舞台ヴェローナ。もし、の街を訪れるなら、夏に行きましょう。古代ローマのコロッセオ(アリーナ)を利用して、野外オペラが開催されます。面白そうなので、2週間後のチケットを買って、再度訪問して、鑑賞しました。言葉で表現するのは難しいくらいに感動しました。必見です。
ピサの斜塔 ピサの斜塔は、生で見ると、本当に倒れるんでないかと思うくらい傾いている。冗談抜きで恐い。なぜ、倒れないのか不思議だ。これ以上傾かないように補強工事をしていた。ピサは斜塔だけでなく、隣のドゥーモ、美術館も素晴らしい。見所が意外にも多くて、半日、観光で楽しめた。 パリオ シエナの街に行ったら、なんか街中がお祭り騒ぎで賑やかだった。BARや家々から歌声が聞こえるし、笛とラッパの音も聞こえる。世界で最も有名な、カンポ広場に行くと、その意味がようやくわかった。パリオ(カンポ広場で行われる競馬レース)の前日だったのだ。 各チームごとに、歌を歌いながら、それぞれの旗を振って街を練り歩く。広場の周りには観客席もたくさん出来ていた。面白かったのは、美術館の中で、広場に面している窓側すべてに、イスが並べられており、そこからも観戦するのだと思った。 翌日まで残って、パリオを見ても良かったが、ものすごい人が押し寄せ、広場内は、おしくらまんじゅう状態になるので、翌日まで滞在しなかった。でも、祭りの雰囲気は感じれたので幸せ。 ちなみに、シエナは山間部にある街で、坂だらけです。駐車場から、カンポ広場まで行くのも結構大変でした。友人に押してもらって行きました。車イス一人では、まず行くのは不可能だと思います。 サンピエトロ寺院 カトリックの総本山、ヴァチカンのサンピエトロ寺院は、世界一の建造物だと思います。そのスケール、細やかさ、豪華さに圧倒されます。建設当時、建設資金を集めるための免罪符を大量に発行したせいもあって、カトリックとプロテスタントに別れたともいいます。それだけ凄い建造物なのです。絶対的権力のもとでしか建てれないですね。今の社会だと税金でこんなの作れません。 有名なことですが、車イスは写真左奥から入ります。正面は階段なので、いったんヴァチカン内に入って、裏口のスロープから教会内に入ります。ヴァチカン内にも入れるのでラッキーです。 教会内の見所といえば、いろいろありますが、教会内の美術館はお見逃しなく。教皇に貢がれた世界各地の金銀財宝が見れます。見たこともないような贅沢な装飾がほどこされています。その一つでも、貰えたら億万長者になれるなと、唾を飲みこんでしまいました。ヴァチカンが世界一の金持ちといわれるのも、うなずけます。 また、美術館内には、ベルリーニ(ローマが生んだ彫刻家、ナボーナ広場など有名)の天使の彫刻があります。素晴らしいです。ミケランジェロのピエタもいいですが、人が多いし、遠くてよく見えません。 サンマリノ共和国 アドリア海にから少し内陸に入ったサンマリノ共和国は、とんがった丘の上にある小さな国。F1で、サンマリノグランプリってあるので、サーキットを探しにいったらどこにもないじゃないの。後でわかったが、サンマリノグランプリは、イタリアのイモラで行われている。1年に、2回イタリアでF1を開催するために、サンマリノの名前を借りているだけなんです。 切手で有名な国ですが、街からの眺めもきれいです。ただ、急な坂だらけの国(丘の上にあるもんな)なので、車イスでの観光は大変です。 |