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アルプスドライブ (3)

2008/07

バーゼル & ローザンヌ / スイス


バーゼル

ドイツとスイスの国境は渋滞していた。休暇シーズンのため、スイス高速道路のチケットを購入するためである。1年の利用券で、4000円ほど。そのステッカーをフロントガラスに貼る。料金所はない。サービスエリアで警察が、未払いの自動車のチェックをして、違反だと罰金。

バーゼルに立ち寄ったのは、ユーロ2008の開幕戦の会場にもなった、FCバーゼルの本拠地「サンクト・ヤコブ」を見たかったから。近代的で機能的な複合型スタジアム。市街地の中心にあり、地下にはショッピングセンターと駐車場、オフィスビスもある。日本にも、こんなサッカースタジアムが出来て欲しいものである。

残念ながら、スタジアムの中を見学することはできなかった。併設する、FCバーゼルの博物館とショップを見学することにしる。鹿島アントラーズの中田浩二が、所属もしていた、スイスを代表するサッカーチームです。

 

ショッピングセンターの車いすトイレです。デザインがかわいいので撮影しました。

 

スタジアムへのアクセスはトラム(路面電車)になります。目の前に電停があります。バーゼルのトラムは古くて小さいため、バリアフリーではありません。しかし、何台かに1台、スロープが出てくる車両がありました。

 


ローザンヌ

IOCオリンピック委員会があることで有名な町。開催地発表などは、ここで行われる。歴史ある古い町で、お金持ちがたくさん暮らしているが、近年の欧州らしく移民労働者もたくさんいた。

ローザンヌ訪問の理由は、美術館「アール・ブリュット」を見るため。土曜日だったため、オリンピック委員会の前にある広場に自動車を止めて、美術館へ。さまざまな理由から文化的操作や社会的順応主義から免れた独学の作家を紹介している。アウトサイダー・アートとも言われ、その価値を高めた場所である。日本でも、近年注目されている。既成概念に縛られない、強烈な個性を持った作家達には圧倒される。

(案内パンフレットより)

囚人、精神病院の患者、変人、世捨て人、社会から見放された人達である。彼らは孤独、秘密、沈黙の中、鑑賞者の批評や他者の視線に一切配慮することなく製作を行っている。芸術的伝統から影響を免れ、奇妙な具象化の方法を実践し、しばしば前代未聞の方法、材料で構想する。

ローザンヌといえば、レマン湖のほとり。のんびりと散策は楽しいものです。美しい山、静かな湖畔、きれいな空気。物価さえ安ければなあ~。


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