16年振りの訪問

４日間の大会を終え、帰りに首都オスロに立ち寄り。大学２年生以来16年振りの再訪となりました。トロンハイムから、アイスランドへ行く乗継時間（10時間）を利用しての観光です。　

空港も新設。中央駅も改装され巨大に。駅前には大きなデパートやオフィスビルが出現。景気が良いです。現代建築のオペラハウスも誕生。昔泊まったホテルはビルが建て替えられ消滅。駅から王宮への通りが歩行者天国に。観光客も３倍ぐらい増えた感じ。時代の変化を感じます。

雨の中、ムンク美術館へは行きました。空いていた前回と違い、観光客がとても多いことに驚きました。国立美術館、裸の彫刻が並ぶフログネル公園にも行きたかったのですが、大雨だったのでパス。

オペラハウス

2008年完成、欧州現代建築賞を受賞している斬新なデザイン有名です。面白いです。駅の隣なのでアクセスも容易。街のランドマークになっていました。

中に入っても驚かされます。近未来的なデザイン。木材との調和。

トイレも面白かったです。幾何学模様の壁面の奥にはトイレ。不思議な空間。どこでトイレをしたらいいのかわからない。宇宙船の中みたい。異空間。

こちらは受付につながる入口です。点字ブロック（誘導）が一直線の最短距離に敷かれていました。点字ブロックは北欧では一般的ではありませんが、新しい施設での設置は増えています。日本のように大きく、派手な色ではありません。最低限で、意匠を崩さないようにしています。

車いす用トイレです。両側からアプローチできる北欧型の設計ですので、かなり広いです。壁の金ピカタイルが光っていました。

世界一の物価

ノルウェーといえば、物価が高いことで有名です。消費税は25％。バーガーキングのセットメニューは1000円超え。バケットのサンドウィッチは1000円超え。簡素なものでも600円。空港の荷物預かり1000円／日。中央駅のロッカーは450円～／日。空港から市内への特急列車は2500円。20分に1本で所要19分。外国人旅行者は乗りませんが国鉄だと1600円。1時間に1本。所要35分。節約して国鉄を利用することに。　

上段は、オスロの列車。車いす席と優先席周辺です。ただし昔ながらの電車なのため、乗降口には4段の階段があります。駅員がスロープを出して対応してくれます。下段の写真はトロンハイムで電車利用したときの様子です。こんな感じで、スロープを置いてくれます。

飛行機の国内線は格安航空が就航しており、トロンハイムからオスロまでは、5000円ほどでした。一方で、市内から空港への電車代が、合計すると飛行機代より高くなります。とほほ。地下鉄の初乗りも400円と高いです。まあ日本の成田エクスプレスも高いですけれど。

とはいえ、円高のおかげで、ハイパーな物価高もそれほど苦にならず。これが２年前なら、３割～５割増しです。あな恐ろしや。