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甘くないインド(1)

2019/09

インド人になって日帰り観光 / ブータン


乗換 コルカタ空港

エア・アジア。インドへの路線が結構あることを発見。タイのドンムアン空港経由で、コルカタへ。バンコクでの乗換時間が7時間と長いので、ラウンジを利用(有料)しようと思ったら、3つあるラウンジ全てが階段。エレベーター無し。それでも適当にベンチで横になって寝れた。そしてインドへ無事に到着。

コルカタ空港。インドは、ビザが事前申請もなく空港のアライバルビザになって、とても便利になった。2000ルピー。クレジットカードOK。でも手続きに時間かかる。入国審査の机が非常に高く、皆さん2段の階段を上って手続きする。車いすには無理。なぜ階段を作っているのか意味わからん。指紋もとれない。せめて低いカウンターを1つぐらい設置して欲しい。別事務所にいって手続することになった。

新しいコルカタ空港。車いすトイレ有り。でも鍵がかかってたりする。案内係が、コインで鍵をあけてくれた。単純なり。コルカタ空港で両替。1ドル=68ルピー。500ドルで、手数料3%。1000ルピーほど引かれる。他に手段ないし、これが普通なのか、高いのか。結果、暴利だった。他に両替手段がないから仕方ないけど。。。空港の外に出たら闇両替屋、ちゃんとした両替屋があったのかもしれない。

国内線ターミナルのフードコートで朝食。空港料金で400円と市内の倍以上。味は普通。インドのエア・アジア。キャビンクルーもエア・アジア仕様で派手な化粧。セクシーな赤いコスチューム。長い髪。染めている人もいる。インドでは、ちょっと刺激的すぎるかも。見た目はもちろん綺麗。

コルカタから、国内線で、ダージリンやアッサムへの観光拠点となるバッグドクラ空港へ到着。数いるタクシー客引きの中かから、ブータン国境まで、3000ルピー(5000円)で妥結。最安値かな。4000ルピーあれば可能。予想通り、インドのタクシーはかなり安い。市内で運転手が交代した。運転手同士のネットワークがあり、仕事を回していた。ちなみに、市内までも300ルピー(500円)。ブータン国境までは、180キロ。4時間の道程。

途中の山越え。野生の猿が多数。地元の箕面を思い出す。自然発生した、滝がいっぱい、ぐねぐねの険しい山道を超えたら、後は平原。茶畑ばかりの道が続く。道路状況は悪い。自転車、歩行者、バイク、オート三輪、トラック、バスと運転も大変。カオスな道路はインド。辺境の地域、インフラ状況が非常に悪い。気候は快適。30度弱。ブータン観光の日も晴れだった。

親切な運転手で良かった。ホテルも探してくれた。入口に段差が3つあったけど、たぶん他でも難しいと思う。どこも段差だらけ。高級ホテルもない町(ブータン側にはある)。泊まれるだけ良し。値段も安いし。日本を朝6時に出発。36時間の移動が終わった。夕食はホテルの人がターリー(定食、220ルピー)を買ってきて、部屋にもってきれてくれた。親切。

 


ブータン観光   

前日の空港タクシー運転手はジャイガオン在住。ホテルも紹介してくれて親切だったので、ブータン観光を、2000ルピー(3500円)で半日貸切で契約。

ブータン側の国境の町は、プンツォリン。小さい町。2つの寺院、眺めの良い場所、ワニ園(100ルピー。入らず)が観光スポット。インド人は国境付近をビザなしで横行可能。そのインド人の車に乗せてもらっての入国+観光。もちろんこの日は、私もインド人になった。

寺の観光。お坊さん学校もあり。階段ばかりで外から眺めるだけ。大きな寺でもないし、5分で終了。寺につながる坂道を、小僧さんが2名、私の車いすを押してくれた。親切だなあ。純粋だなあ。お坊さんの写真をとることは禁止だけど、遠くから景色をとるついでにパチリ。

案内してくれたインド人運転手と車。それにしても私、白髪が増えました。とほほ。

うるさい、汚い、インドと違って、ブータンは静か。運転手は奥さんと結婚前に、よくここにデートしにきたそうな。ブータンの川沿い。静かで、山も綺麗で、カップルには最適。ゆっくり、おしゃべり二人きりの時間。国境の町。地元民は気軽に往来していました。

ブータン。残念ながら、バリアフリーゼロ。概念すらないかもしれない。ただし福祉や生活の質は、隣国インドよりも優れていた。教育、医療、ブータン人は無料。住居は政府からのアパート。ゴミなし。露店なし。物乞い、露店なし。コントロールされている。静か。秩序あり。インド側との違いは明白。

首都ティンプーへとつながる道路へのゲート。この先は、ブータンのビザがないと進めません。インド人もビザが必要。このチェックポイントで引き返しとなります。

もう1つの寺院。きれいだけど、段差だらけ。階段ばかり。車いすで中には入れないので、観光は1分で終了。

インド人が日帰り観光に来ていました。民族衣装を着たブータン人のガイドが説明しています。眼下には、プンツォリンの町並み。川では石を採取して、バングラディシュに輸出していました。道路工事用。

道路沿いにあった看板。前国王の写真。現国王とそっくり。現国王はファミリーにて。

車の中から撮影。町中の巨大マニ車。お経が入っていて、廻しながらお祈りをします。チベット仏教ですね。

ブータンの食堂でランチ。150ルピー(250円)。食べ放題。乾燥豚肉、鶏肉、唐辛子のマヨネーズ和え、カリフラワーとポテトのトマト煮込み、ダール(豆スープにも唐辛子)。辛いっす。バターミルク水付き。ブータンランチを食べれたのは良かった。

お店には、国王、王妃、皇太子の写真が。人気ですねー。

ブータンからインドへと戻る。その国境の写真(下)。車いすで歩いては厳しいかも。目立つから、外国人として引き留められるだろう。段差も多いから一人では無理そう。仮に、たとえ入国しても、坂の町。バリアフリーも皆無。歩けない。タクシーを借り切って観光するのは正解だった。

9時に待ち合わせ。ブータンは時差あり(30分早い)、ブータン時間は、9時30分。結果、2時間半で終了した。12時にはホテルに戻る。午後からはホテルで静養。ブータン観光の目的達成は果たせなので、無理はしない。お腹を壊してもホテルなら安心だし。

ただ、できるならブータンで散髪をしたかった。旅先で髪の毛を切るのが私の習慣。1つ国を増やしたかった。しかし、車を停められるところないし、店は段差だらけ。それに外から見るに、床屋で働いているのは、国境から出稼ぎインド人ばかり。無理して散髪をするのは諦めた。

インド側、ジャイガオン。夜の風景。ガネーシャのお祭り。音楽を鳴らして、色のついた粉を巻きながら、踊り、練り歩く人々。交通渋滞が起きているがお構いなし。お祭りが、人々のストレス発散していました。


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