甘くないインド(3)
2019/09
ハイデラバード / インド
ムスリムの街ハイデラバード インド中南部の大都市ハイデラバード。人口600万人以上。なおも拡大中。新しい空港は、郊外に作られ、無料の高速道路も整備されており、市内アクセスも良好。訪問時には地下鉄を工事中であった。景気が良い。 空港からのタクシー。怪しい客引きには注意。ふっかけてくる。3500ルピー(6000円)、2500ルピー(4000円)とか。そんな訳ないだろと冷静になり、下の階に降りると、正規のタクシー乗り場があり。行先を告げて、前払いで乗る。市内中心部まで、710ルピー(1200円)だった。 運転手はサウジで7年間出稼ぎしてたムスリム(ハイデラバードの人口65%がイスラム教徒)。ホテルを紹介して欲しいと頼んだら、快く了承。ちょっと遠回りしながら、ホテルへと連れていってくれた。公園とか病院とか見れて、まあ市内観光にはなった。ホテルの値段は料金表よりもちょっと高かった。税金やら何やらと言われたが、運転手へのキックバックがあったと推測。でもお手頃で良いホテルを紹介してくれたので何の問題もなし。よって運転手にはチップはあげていない。 翌日の市内観光、8時間、2000ルピーで市内観光するよという。3-4時間でいいから、1500ルピーで依頼。 ハイデラバードの名物料理は、ビリヤーニ(炊き込みご飯)。大通りに面する大きな看板の人気店に入る。他のテーブルを見ると、量が多い。とてもじゃないけど一人では食べきれない。誰かと一緒にシェアするようだ。少量は注文できないので、仕方なく鍋に入ったマトン・ビリヤーニを注文。パクチー入りだった。美味しかった。でも、半分も食べれなかった。 ハイデラバード1日観光 当日になりホテルの部屋に電話が。甥っ子が代わりに行くと。ホテルに来た運転手は、自動車でなく、オートリキシャだった。1200ルピー(2000円)に値切って、半日観光へ。彼の自宅に立寄り、連絡用の携帯電話をゲット。庶民の生活エリアが見れるので、それも歓迎。
最初は、丘の上に立つヒンドゥー寺院ビッラ・マンディールへ。高台にある寺院からの街の景色はとても良い。でも、階段だらけ。車いすでの観光は難しいので、外から見るだけ。自動車やオートリキシャは寺院内に入れないが、車いすなので、オートリキシャを中まで入れてもらう。その車内からの観光。 その後、フッセン・サガール湖を少し走る。一周したかったけど。まあ湖。静かで落ち着く。それだけ。そして、ハイデラバード最大の見所チャルミナールへ。 想像以上に素晴らしい建物だった。タージマハルを彷彿。入場料を払って中にも入れて、塔の上にも上れるが、車いすの私は外から眺めるだけ。それでも充分。
周囲には土産物屋さん、売店が多数。真珠売り(名産)には注意してください。インド人ローカルの観光客がとても多く、すごい賑わいです。 すぐ隣には大きなモスク(メッカマスジッド)あり。でも礼拝時間で入れなかった。観光客が入れる時間は限られる。タイミングが合わず、中に入れず、残念。 続いて、チョウマハラ宮殿へ。階段が多く展示物は、車いすでは見れない。でも庭園や雰囲気は十分に楽しめる。ゆっくりと庭園を散策。最深部にはクラシックカーの展示。 観光を終え、帰ろうとしたら、警備員に指笛で呼び止められる。階段を担ぐから中を見てけ!という。嬉しいじゃない。メインの建物。10段ぐらい担いでもらって中を見る。 宮殿内の装飾は豪華絢爛。豊臣秀吉や織田信長を外国人が知らないように、インド人の王様なんて日本人は誰も知らないだろう。ニザーム王国。かつての栄華を垣間見る。 最後に、サーラール・ジャング博物館に行く。入場料が、外国人500ルピー(インド人は50ルピー)と高いので、見るのをやめた。運転手も学校の遠足で来るところで退屈だと。面白くないとのこと。 時間が余っているので、郊外にある砦、ゴルゴンダ・フォートへ。市内中心部から15キロほど。日曜で交通量が少なく、快適に到着。 3時間半の観光。50ルピーを追加して、1250ルピー。効率的に廻れました。 遅いランチは、近所でドーサ。米粉のクレープ。日本では食べれないけど、南インドでは定番のファストフード。私の大好物でもあります。 お腹が膨れなかったので、別の店でタンドリーチキン。インドでは緑のソースをつけて食べる。 こちらは宿泊していたホテルの朝食。典型的な南インドの朝食。 次の目的地はガンジーの故郷グジャラート州の州都アーメダバード。ハイデラバード空港の搭乗階の道路の歩道が底上げされていて驚いた。バリアフリーだよ。日本でもようやくスムーズ歩道という名で普及が始まるようだが、世界中の空港や駅、中心街などで、歩道をフラットにする手法がとられている。流石に新しい空港ですね。 インドを代表する大都市の空港。スペシャルケアアテンダント(お手伝いが必要な人へのサービス)も充実していました。この車いすはトルコでよく見るもの。介護者が後ろに立って電動車いすを操作します。 インディゴ-の機内。裸足になって、壁に足を乗せないでのマーク。こんなの初めて見ました。お国柄ですね。 |