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アドリア海一周ドライブ(4)

2014/04

モスタル / ボスニア・ヘルツェゴビナ


欧州の火薬庫バルカン半島。
ボスニア地域は特に、セルビア人、ムスリム人、クロアチア人と、宗教・民族が複雑に絡みあう。
1990年からのユーゴスラビア崩壊と共に紛争が勃発。

セルビア人による、ムスリム人の民族浄化、大量虐殺。NATO空爆、国連介入があったのは、1995年。
アンジェリーナ・ジョリー監督の映画「最愛の大地」では、人々が簡単に銃殺され、女性は強姦されていた。
20年前に起きた凄惨な事件と歴史。人間というのは、かくも恐ろしいものか。


4時間の滞在

申し訳ないが、見所が多くないボスニア・ヘルツェゴビナ。訪問国稼ぎのために入国。アドリア海から、レンタカーでの入国。国境で現地保険への加入が必要だった。数時間しか滞在しないのに、7日間(最低限)で、20ユーロ。

国境から車で1時間。モスタルという町に到着。世界遺産の「橋」があるが、それは戦争の象徴というか文化遺産。ただの橋。クロアチアから入国すると、経済格差を感じる。走っている自動車は明らかに古い。モスタルでは、日本が援助した路線バスが走っていた。残念ながら低床でない階段のあるバス。援助するならバリアフリーなものにして欲しいのだけど。そのバスも、年期の入ったものばかりで、排気ガスを吐きまくり、大気を汚していた。

町を見るところがない。歩いても退屈。訪問した軌跡としては、レストランでの昼食。主要道路沿いに、美味しそうな繁盛している店を発見。

ホテルも隣にある大きなレストラン。入口には段差解消のスロープ。嬉しい。看板には、クロアチアで食べた「子豚の丸焼き」があったので、それを注文しようとすると、昼はないとのこと。

お薦めを聞いたら、パイだという。牛肉がたっぷり入ったもの。他に、チキンと羊のハンバーグ(ケフタ)を頼む。とても美味しかった。他のお客さんが皆、食後に飲むヨーグルトを頼んでいたので、こちらも真似して注文。消化を促進させる。

美味しいランチに満足。クレジットカードでの支払いもできたので、現地通貨を両替することもなかった。旧ユーゴの国々。文化的にそう違いはないので、ただ昼飯を食べに入国したボスニア・ヘルツェゴビナでした。


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