雲南省&ラオス(3)
2008/04
山道の国境越え
モーラン 中国から、ラオスへの国境越え。近年の中国の発展をみていると、物資輸送などもあるだろうから、道はいいだろうと推測した。実際、国境まで、高速道路が建設されており、私が訪問したときで7割ぐらい完成していた。 さて、西双版納(景洪)から、モンラーへと移動。大型バスではなく、ミニバスなのは、事前調査の通りで安心である。歩くことの出来ない私は、大型バスに乗るのが非常に大変だからだ。ミニバスの方がずっと使いやすい。 売場で切符を購入する。35元(500円)。切符売場の建物にはスロープがあり嬉しい。人数が揃ったら出発するものだと思っていたが、定時運行。中国、田舎町でもきっちりとしています。この地区の祭りの時期なため、バスターミナルは非常に賑やかだった。次のモンラー行きは満席なので、1時間半後のバスとなった。助手席はないので扉に一番近い席に座った。 町に立ち寄ったり、トイレ休憩をしたり。途中下車、途中乗車などもあり、時には通路に簡易椅子を出して座ったり、 小さなモンラーの町。のんびりしていて、旅の途中の休息にピッタリ。国境に近いせいか、怪しい床屋(売春宿)がチラホラあった。南国風の女性達。見るところは何もないが、市場を覗いて、屋台で遅い昼飯。 5元(75円)なり。店員のお姉ちゃんが、愛想よく、対応してくれた。 モーハン モンラーに1泊して、中国とラオスの国境にある町、モーハンへ移動した。朝一番にバス乗場に行くと(町は小さいので歩いて行った)、ワンボックスカーが止まっていた。一番乗りだったため、助手席をキープ。 14元(210円)なり。 こちらも乗合バスでなく、定時運行。しっかり管理運行されているのに驚き。 既に高速道路は完成していたが、途中下車、乗車があるので地道を通る。90分後に国境到着。中国出国の前に、国境で記念写真。中国人観光客も訪れていました。 モーハンからの国境越えは歩くことにした。中国とラオスの国境。干渉地帯が1キロほどある。歩ける。下り道と聞いていたのだが、歩いたのは大失敗。めちゃ疲れた。いわゆる本当の国境(山の分水嶺)までは上り坂。最後は長い下り坂だが、暑いし、距離も長い。ここは無難にタクシーに乗るほうがいい。歩いている人は、ゼロではないが、ほとんどいない。 国境で、ラオスの出国手続きをする乗客を待つバスを発見。ビエンチャンと昆明を結ぶ国際寝台ベッドバス。車内に二階建てベッドが3列並んでいます。おそらく1日半はかかるだろう。途中、ルアンパバン、モンラーに立ち寄るので途中乗下車もできるでしょう。しかしながら、体力を使うし、単なる移動だけなら飛行機の方がいいと思う。 ラオス入国 ラオスの入国官や国境警備員は不親切だった。共産主義国のためか?段差があったり、坂になっていたりするが、お手伝いを頼んでも無視された。入国手続きをする建物は段差になっており、スロープもないため、周りに人を探して担いでもらった。 国境地帯を出ると、商店が並んでおり、ワンボックスカーが何台か止まっていた。ウドムサイ、ルアンナムターに行く、乗合タクシー(ミニバス)だ。 ラオス国境側の町ボーテンから、ウドムサイまで、35,000キップ(450円)なり。朝早くに国境を越えたためか、人が集まらず、1時間待った。道中、ポリスチェックや、オーバーヒートによる故障(30分後に解決)などもあり、4時間後に無事到着。 ウドムサイのバスターミナルで、遅い昼食。焼き鳥、焼き魚に混じって、ねずみ(だと思う)が焼かれていた。値段は少し高いが、食べたことがないので挑戦。内臓はイケたが、身が少なく、美味しいといえない。 国境で、乗合タクシーの客を待っているとき、大きなリュックを背負った一人の西欧人女性がきた。彼女は、現金は3ドルしか持っていなかった。中国元もゼロ。ラオスのお金もゼロ。到着地の銀行で金を下ろすからと、必死で交渉していたが、呆れてモノがいえない。無一文で旅行とは。 なんでも、モンラーの町で、クレジットカードのキャッシングができなかったらしい。とはいえ、非常時のために小額のドルか、ユーロは持っておくべきである。タクシードライバー達に英語は通じないし、見苦しいので、横から口を挟んだ。正等な価格を請求されていることを伝え、足りない1ドルをあげた。 彼女はなんとかウドムサイの町にあるATMでキャッシングができたが、無謀であると思う。どんなときでも100ドルぐらいは現金を持っておかないと。ちなみに、私があげた1ドルは返却されませんでした。礼儀知らず。自分勝手。私を含めて、旅行者は現地の習慣や文化、物価をしらないので迷惑をかけることが多いなあと自戒しました。 |