フランス アルプス (4)
2011/08
モンテ・チェルヴィーノ / イタリア
ガリビエ峠から、トリノへ 朝からずっと何度も豪快な峠越えをしたがガリビエで終了。モンブランを目指すため、ふたたびイタリアに戻る。この日は4回も国境(峠)を越えたが、もはやユーロに国境の概念は感じない。ただ標識があるだけ。 イタリア(地中海沿岸のホテル) - フランス - イタリア - フランス - イタリア(アオスタの手前) トリノの手前、高速道路のサービスエリアで休憩。日本同様、確実に車いすトイレがあるので安心。学生時代のイタリア旅行、1990年代は、この車いすトイレは施錠がされていた。いつも売店の人に鍵を開けてもらっていたが、施錠はされておらず誰もが使えるようになっていた。時代の変化。
マッターホルンのイタリア側 トリノの北、アオスタの手前にある町ベーレにホテルを予約していた。高速インターの隣で道にも迷わない。本当はアオスタで宿泊したかったが、バリアフリーと推測されるホテルで手頃な価格のが見つからなかった。 チェックインの際、受付横に置いてある観光案内を見ていると、トレッキングコースの紹介ばかり。冬はスキーリゾートになるようだ。幾つもスキー場がある。マッターホルンのイタリア側にあるスキー場も発見!「マッターホルンはスイスとイタリアの国境がスキー場でつながっていて最高やで!」という話を、 3年前に、スイスのツェルマットを訪問し、マッターホルンは見たが、今度は南から見よう。当初の予定では、セントバーナード犬で有名な峠を越えてスイスに入り、フランスのシャモニーに行くつもりだったが予定変更することに。柔軟性が個人旅のよいところ。ちなみに、マッターホルンはイタリアでは「モンテ・チェルビーノ」と呼び名が変わる。 天気は快晴。途中の町でマッターホルンが見え始め、どんどん近づきながらのドライブ。最高です。まったく予定になかったのに、こんな素敵な場所があることを事前に何も知らなかったのに、旅の勘がさえている。 終点はスキー場。ホテルや別荘がある脇道を上っていくと、ゲレンデ中腹へ入れた。そこに自動車を停めて、しばらくの散策。
興奮を抑えることができない。同行のT夫妻、M夫妻も、テンションマックス。この景色を見れただけでも、今回の旅に来た甲斐があるというもの。この開放感。天空の世界。 野生の花畑。人はほとんどいない。貸切。贅沢である。しかも車いすでこんなに近くにアクセスできるとは!モンテ・チェルビーノの山頂は、独立峰で一つだけ突き出ているため、雲が綿菓子のように常に絡み、姿を見せなかったが、360度圧巻の景色。4000メートル級の山々に囲まれ、最高の空気。 マッターホルン唯一無二の角型はスイス側からの景観。イタリア側の景観は劣るが、雰囲気がいい。地元民ばかり。人も少ない。俗っぽくない。ガヤガヤしていない。品のない団体客や山を知らない観光客もいるスイス側より、個人的には好き。穴場っす!何度でも来たい! アオスタ 幸せな散策を終え、ローマ遺跡が残るアオスタへ移動。公営駐車場の車いすスペースに駐車して、古い街並みを歩いて、遅いランチにピザを食べる。
アオスタから、またまた国境を越えてフランスのシャモニーへ。トンネルを通って北へ向かう。アルプス山脈の氷河が美しい。空気も透き通る。 向こうに見えるのは、突き出た山頂のグランドジュロス。圧巻の山々。 アルプス越えの長い長いトンネル。中に入れる自動車の台数を規制をしているため、大渋滞が発生。トンネルに入るための待ち時間は1時間30分。知っていたら夕食をイタリアで食べてから移動したのに。フランス側からは渋滞なし。バカンスシーズンなので、混むようです。ご注意ください。
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