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フランス アルプス (1)

2011/08

黄昏のリスボン / ポルトガル


4名のスポンサー

この数年、恒例となった、トレイルオリエンテーリング世界選手権への参加。これで8年連続。2011年の第8大会の開催地は、スイス、イタリア国境に近いフランス、サヴォア地方のシャンベリー。

せっかくの渡欧、例によって事前旅行へ。未訪問だったポルトガルへ。109ヶ国目の訪問国。この事前旅行は、オリエンテーリング仲間の2組のご夫妻がスポンサー。計5名の旅。手配と案内の代わりに私の費用を負担してもらう。

ポルトガルの首都リスボン。哀愁漂う街並みも、これといった観光名所はない。未訪問だったのには理由がある。西端の辺境のためか西欧にしては物価が安い。料理も美味しくて安いのは、嬉しい。魚介類も豊富。野菜も豊富。早朝からエッグタルトを焼く匂いが旧市街に漂っていた。

坂道が多いリスボン。名物はトラムやケーブルカー。観光客用の路線もある。低床の新型LRTも走っていたが、乗場が路上なため、段差が残る。本数も少ないため利用しなかった。

市場を散策。トマトは数個の束で1ユーロ。トマト好きな私にはたまらんです。果物も安かった。食材が豊かなので、料理が楽しそう。

地下鉄の駅があったので見たら、地図に車いすマークが多数。乗れる!と思ったので、利用することに。エレベーターがあったので乗ろうとしたら施錠されていた。よくあることです。海外では。ちょうど電動車いすの現地人がいたので、彼が駅員を呼んでくれた。彼は簡易スロープを自分で持参。駅員が介助してくれるのは日本だけの常識です。

親切な彼が名刺をくれた。似たもの同士。旅好き。言葉は通じないが心は通じる。彼のホームページは、ポルトガル語ですが、動画集がとっても面白い! 必見ですよ。歌を手話する女性のリズム感がいいことに感動。さすがラテンの国。

地下鉄はどこも似たようなもんです。きれいでした。お腹が空いたので、遅めのランチへ。大通に素敵な食堂を見つけたので入ることに。 

たこのサラダと、魚(スズキ?)、魚介類のリゾットです。美味しかったです。

斜面を走るケーブルカーは、ちょっと車いすでの利用は難しそう。段差が残るし、坂もキツイ。坂の町と車いすの相性は悪いですね。

観光名所の古いエレベーター。1902年に完成(圧力式)。1907年に電気化。100年以上もの歴史があり、趣があります。往復5ユーロ。10分毎に運転しています。行列ができているので、どこにあるかすぐわかります。

乗り場、降り場、共に段差なし。エレベーターへの乗り込みに少し段差がある場合も、それは何とでもなるでしょう。

屋上からの景色は最高です。観光名所だけありますね。

降り場から、坂の上の町までは段差のない空中廊下でつながっています。

おまけで、空港の車いすトイレ。隣国スペインとそっくり。リスボン空港、ブリッジ(搭乗タラップ)のない飛行機でしたが、親切な係員がお手伝いしてくれました。


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