フランス アルプス (3)
2011/08
地中海ドライブ / モナコ
110ヶ国目 モナコ これまで12回、欧州を訪問しているが、モナコへは行ったことがなかった。ユーレルパスを使っての旅だと、イタリアからスペインに行くときなど立ち寄る人は多いが、私には縁がなし。 やっと、レンタカーで訪問することに。モナコ。国といっていいのか? 道路に国境などなし。景色も変わらない。市町村が変わるといった感じ。西宮から、芦屋に入った。それと同じ。ちょっとハイソな雰囲気になる。 海岸にへばりつくように高級アパートが立ち並ぶ。崖から落ちそう。家賃はとても高いのだろう。駐車場に停めて、少し歩いて観光しようと思ったら、車いす駐車スペースがない!フランスでは、公共駐車場には必ず、車いす駐車スペースがあるのに、モナコはバリアフリーはダメなのか?通常の駐車スペースもすごく小さいので、停めると、車いすで降りれない。何百台も停めれる巨大駐車場に2カ所入ったものの、停めることなく出庫。道もとても狭い。高級車ばかり走っているが、傷つけそう。 イタリア側で宿泊 ニースはホテルが高い。モナコはホテルがあるのか?あっても高すぎる。よって、ツアー旅行など周辺の小さな町のホテルに泊まる。いずれも平地の少ない海岸沿い。古い街なので、ホテルもバリアフリー環境でないことがほとんど。 オリエンテーリングの大会がフランスなので、ニースから国境を超えてイタリア側に泊まることにした。イタリア料理が食べたいから。車いすで泊まれそうなホテルをネットで探した。グーグルアースを使って建物を調べたりもした。モナコから、高速を使わず、海岸の国道を2時間ほど東へ。オスペダレッティという町のホテルに宿泊。どこも古くからある地中海の保養地。いい景色です。 崖にへばりつくようなホテル。5階建てだが、国道沿いの入口は3階にある。ベランダからの景色はとてもキレイで、夕日を眺めることができました。 ガリビエ峠 旅行の直前、偶然にもBSで自転車レース「ツール・ド・フランス」の総集編を見た。レース最大の山場、山岳ステージの映像は秀逸だった。アルプス越えの素晴らしい景色。ここを走ろう!と、当初の予定を変更して、山越えドライブをすることに。 峠へと続く景色は絶景。天気もよくて最高のドライブ。天空を目指す気分。 鍛え上げたサイクリストが峠越えに挑戦している。何百人も必死に走っている。半端ない。氷河で削られた谷、歴史ある峠の村、晴れた空、絶景が続く。 国境の峠を越えると一旦1380mまで一気に下る。それにしてもすごい道である。標高が下がった谷間には昔ながらの村がたくさんあり、その村の民家の間を抜ける。それがまた雰囲気抜群。
第二の峠は、Col d'Izoard (2360m) 最後の14キロは平均斜度 7.3%と常軌を逸する。限界への挑戦。第三の峠はもっとも有名な、Col du Galibier ガリビエ峠(2645m)。200キロのレース、最後の23キロが、平均斜度 4.9%。1日で完走するなんて考えられない。 自転車愛好家の聖地「ガリビエ峠」に到着! やはりここが最も美しかった。氷河、花、風。ガードレールがないため(だから景色が秀逸!)、運転には気をつかう。油断すると谷底である。上りも凄いが、下りも凄い。ハンドル操作を誤ると死が待っている。 |