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太平洋 アイランド・ホッピング (3)

2016/02

マジュロ / マーシャル諸島


バリアフリー

ビザは必要なし。出国税20ドルのみ。簡単に入国。首都はマジュロ。ホテルは数える程しかない。最も有名で大きな「マーシャル・アイランズ・リゾート」に滞在。空港の送迎もしてくれる予定だったが、迎えは来てなかった。あるいは、車いすなので、降りるのに時間がとられ、外に出たときも最後だったので、見捨てられたのかも。

マーシャル諸島の首都マジュロには、乗合タクシーが頻繁に走っており、空港も通るので、その一つに乗る。料金も2ドルと安価。地元民も乗り降り、ゆっくりと車窓も楽しめるし、逆に楽しい。

島を代表するホテルだから、島民100%が知っているホテルだから、バリアフリーだと期待した。フロントに行くのに、スロープがあるではないか! でも 車寄せから、スロープまで2段の段差がある。おいおい!中途半端なバリアフリー。もうちょっと最後まで考えて欲しいなあ。これが現状です。。。 それでも米国の影響か、僻地で経済も豊かでないのに、全体的にはバリアフリーは配慮されていた。

部屋は1階を希望。車いす対応の部屋があると思ったのだが、通常の部屋に案内された。ないのかな?それでも、米国文化圏なので、一般部屋でもアメリカンサイズで十分に大きく、バスルームに車いすが入るので問題なし。快適だった。しかし、部屋のエアコンが故障していて、修理に1時間かかった。観光客が減って、設備の修繕管理が不十分な印象を受ける。大丈夫かマーシャル諸島?

昼寝してから、夕方にホテル周辺をぶらぶら。海はキレイです。


島、首都の中心部。国会議事堂にあたる建物の前にある公園。バスケットコートがありました。米国文化。最も盛んなスポーツは、バスケットボールなようです。フィリピンに近いかな?南太平洋の他の島々は、豪州やニュージーランド(英国連邦)の影響で、ラグビーが盛んなのと対照的です。

ソフトボール場もありました。米国文化。あまり使われていないのかも。

このソフトボール場は、台湾からの寄付でした。台湾からの寄付は他にも多く、その筆頭が、街の該当が台湾からの贈物でした。海洋資源としての外交。西は中国大陸の脅威ですが、東や南は太平洋。ソロモン諸島でも台湾の援助が目立ちましたが、それと同じ。日本も援助しているのかな?その看板は見かけず。

オフィスビル。官公庁の建物かな? スロープがあります。嬉しいですね。

スーパーに入って、商品を物色。マグロが売ってました。1パックが、300円ちょっと。安い!さすが産地!

石鯛かな。その刺身。美味しそうです。こちらも300円弱と、安い値段。醤油とわさびも売っています。

一方で、野菜の値段は破格に高い。岩礁の島なので、土地もないし作れません。冷凍野菜が多いのですが、こちらはグアムから空輸しているみたいです。

魚以外の食材は高い。となれば船で運べる保存食。カップラーメンがたくさん売ってました。米国大陸で有名な、まるちゃんラーメンはもちろんのこと、サッポロ一番まで、ドーンと棚にあります。日本みたい!

住宅街を散歩。幅50メートルぐらいで、楽器トライアングルのような形をした岩礁の島。大きな道は1本のみ。もちろん山や丘は無く。極めて平坦。

狭い土地なのですが、墓地がありました。土地の確保も大変でしょう。全員が入れるのかな?

トライアングルの内側。その内海を望んで夕焼け。天然の良港。外海は波が高いです。

同じ道を歩いて戻るのは退屈。タクシーがひっきりなしに通っているので、手を上げて乗る。相乗りです。道路に立っていれば勝手に止まって、乗せてくれたりもします。ホテルまで50セント(50円)。

町にファストフードの屋台はあれど、レストランは無し。ホテルのレストランで夕食。ソロモンで食べられなかった待望のマグロ(ステーキ)を食べた。サーロインステーキとのセット。フィリピンのサンミゲル・ビールが置いてあった。なるほどフィリピンも近い。散髪をしたが、オーナーと従業員はフィリピン人だった。

お皿の盛り方も、アメリカン。24ドルなり。ビールは3ドル。通貨は米ドル。ホテルのレストランは繁盛していて、シェフの腕も良く、とても美味しかったです。昼は日本の弁当もあり。


1日散歩

2泊して、間の日にシュノーケリング・ツアーに参加したかったが、私以外に観光客はおらず、一人のために船を出すわけにはいかないので、海に行けなかった。残念。

車いす一人では、流石に砂浜のビーチから海には入れない。指輪のように中が海、外の輪がサンゴ礁のマジュロ岩礁の島。のんびりと歩いて観光することに。町中では、やっぱりバスケットボールが盛ん。住宅街の一角で遊び子供たち。もちろん米国文化の影響。他の太平洋の島々と違って、ラグビーはしていない。

大学の構内。川も池もない島。水はとても貴重。幸いにも雨は多いので、その雨水を貯めてます。どこの家にも、ビルにも雨水を貯める大きなタンクがあります。

マジュロの島の端っこ。泳げそうですが、車いす一人なので無理。砂浜を車いすは進めない。のんびりと海風にあたりながら、南の島を感じる。

早めの夕食は、またホテルにて。フィッシュ&チップスを頼んだら、魚はマグロだった。普通はタラだけどね。所変われば、中身も変わる。飲み物は、ミルクシェイクを注文。大きなサイズ。米国を感じさせる味。

ホテルのレストランのトイレ。米国のように一つが、大きな車いす用。バリアフリーが配慮されています。トイレがあるなら、フロントに行く玄関の段差をなくして欲しいなあ。


3日目

マーシャル諸島から、今度はキリバスの首都タラワに飛ぶ。空港には搭乗ブリッジはないが、米国のように、搭乗スロープが用意されていた。

車いすの私がいるので、搭乗スロープを使うのかと思ったら、アイルチェアーを担いで乗せるとのこと。力持ちが多いから良いんだけど、せっかくの設備を使ってもいいと思う。2日前に来たときも担がれた。そのアイルチェアーも米国型ですね。文化もバリアフリーも米国から影響を受けています。

マーシャル諸島の位置は、ハワイとグアムの間の南。赤道近く。どちらからも定期便あり。日本から行くのには、飛行機が少なく乗換も必要なため、高額になります。国稼ぎでなければ、安くて近い、グアム、サイパンに行くのが良いでしょう。海は似たようなものですから。


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