ロシア サッカーW杯観戦(3)
2018/06
古都でパブリックビューイング
エルミタージュ美術館 ソチから夜行の飛行機で、古都サンクトペテルブルグへ。ホテル代の節約。早朝の空港ベンチで仮眠し、荷物を空港に預けて市内へ。W杯のチケットを持っていると、バスは無料。 サンクトペテルブルグは、12年前に訪問したことがあるが、街が見違えるように綺麗になっていた。もちろんW杯開催で街を整備しているのだろう。花が植えてある、掃除がされている。なんだか、パリみたい。 市内のモスクワ駅へ到着。この夜に、エジプト対ロシアの試合があるので、エジプト人サポーターがたくさんいた。一緒に記念撮影。 私の趣味の一つは、美術館訪問。世界の名だたるところは全て訪問したが、一番良かったのはエルミータジュ美術館。念願叶って二度目の訪問。午前中はここで時間を潰す。 9時半に着いたら開館前だった。10時が開門時間。車いすなので、中に入れて待たしてくれた。そのまま10時に美術館へ入れると思ったら、開館は10時半だった。 列の先頭で待ち最初に入れてもらえた。幸運。昇降機を使って内部へ。入場券は、障害者というので無料にしてくれた。前回の訪問はお金を払ったが。 古い建物も、3か所エレベーターがある。わかりにくいけど、探せば大丈夫。車いすでも、多くの展示室を見ることができるので、有り難いです。 朝一番で入ったので、まだ人が少ない。大量の美術品に囲まれる幸せと、豪華絢爛な装飾に溜め息。 エルミタージュ美術館は、展示品というより、その箱が素晴らしい。ロシア王室の豪華なこと。この散在が共産主義の誕生にもつながるのでしょう。 金銀財宝。ワールドカップ観戦の多くのサポーターも観光していました。今日、日本がサランスクで試合するコロンビアのサポーターもいました。 最初は人が少なかったが、すぐに大量の観光客。バカでかいから狙いを絞らないといけないが、適当に廻ると疲れた。1時間半ぐらい見ると十分。正午前に外へと出たら、入場口は長蛇の列。午後に来ると入れなそう。 ファンゾーン 日本の応援。コロンビアとの初戦は、パブリックビューイングの会場で。エルミタージュ美術館のすぐ近く、イサク寺院の裏手。街の中心にあるので、多くの人が集まりやすい。世界中のサッカーファンが集まっていた。 愛想のいいボランティアに頼んで、写真をとってもらう。冷たい人達というロシア人の印象が全く覆される。ロシア人によると、今回のボランティアは、世界からのおもてなしで、笑顔を振りまくとかなり教育を受けているらしい。多くが若い学生で、国際交流の良いキッカケ。若い元気なボランティアが会場を盛り上げてくれる。
車いすは、VIPが入るエリアに入れて、斜め上から殿様気分で観戦。雨も降りそうだったので(実際にかなり降った)、屋根のある車いすエリアで観戦させてもらう。車いすトイレも有り、バッチリ。結果はご存知の通り。でも会場にはコロンビア人が数百人はいて、溜め息ばかり。日本人は10名ぐらい。寂しく勝利を祝う。 雨も降ってきたので、日本の勝利を祝うのも、そこそこに移動。デパートの中にあるレストランで、コロンビア対ポーランド。日本の入るH組の別の試合を観戦。2夜続けて、夜行のフライトなので、豪華な夕食にした。温泉卵のサラダ、羊レバー、羊の舌(タン)、鶏肉のバーべーキュー。ロシアは食事が美味しいので、頬が緩む。
サンクトペテルブルク空港 空港のピクトグラム(標識)が見たことのないデザインだったので撮影。車いすがリアル。でも男性。男女の違いも妙にリアルです。 大きな空港なのに、バリアフリーはよくありませんでした。ターミナルの中は段差だらけ。スロープが作られていたが、傾斜が急で、8対1ぐらい。最初から段差がないように設計して欲しいなあ。スーツケースの人も大変。 車いすトイレは一応ありましたが、トイレットペーパーが遠い。必要性を感じない非常用ボタンがとりあえずドアの横に設置されていた。誰が何のために使うのだろう?
搭乗ゲートに行くのにも階段だった。ビックリ。エレベーターはなく、その代りに昇降機が2つ。でも、いずれも故障して使えない。スロープもない。係員や警備員を呼び止めるが、動くことはなく、自分の搭乗ゲートに行けなかった。別の職員ドアとかから、飛行機に搭乗することになったが、黙っていたら、搭乗ゲートにもいけず、飛行機に乗れていない。そもそも階段だらけのターミナルの構造がナンセンス。搭乗ゲートにもベンチはなく、大勢が滞留。世界中200以上の空港を利用していますが、大きな国際空港で最低レベルの設計です。でもまあ何とか飛行機に乗れてよかったです。 |