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カレー地獄(1)

2004/05

エイにタッチ / スリランカ


ヒッカドゥワ

スリランカには、美しい海がある。1年中、島のどこかで、サーフィンができることで有名だ。物価も安いので長期滞在する人も多い。リゾートしていない、地元観光客で最も有名なヒッカドゥワに行った。ベストシーズンは、11月~4月ということで、訪問した5月は波が高く、観光客はまばらだった。

町を歩いていると、怪しげな軒先を発見。中に入ると、競馬のノミ屋だった。イギリスの競馬の馬券を売っていた。もちろん個人営業だろう。

さて、車イス一人で来ているので、砂浜をこいで泳ぐことはできない。手っ取り早いのは、シュノーケリングのツアーに申し込むことだ。スタッフがボートまで乗せてくれる。奥さんが日本人であるスリランカ人がオーナーのダイビングショップで手配。1200ルピー(1500円)。グラスボート(船の底がガラスで魚を見る)30分。シュノーケリング30分で合意。オフシーズンで一人で貸切だから高いのだ。普通は400円くらいかな。担ぎ代と思って割り切っている。

上記写真のところに、ボートをひっつけ、ダイブショップから、2人のスタッフに担いでもらて船へ。車イスは、ダイブショップに置いたまま。海は荒れていた。通常のポイントは沖合いなのだが、ビーチの100m沖ぐらいを浮遊することに。つまり、自分でもビーチから歩いて、泳いで見にいける範囲のところだったので、船をチャーターする必要はなかったのだが、車イスなのでしょうがない。

でも、魚の数や種類は、素晴らしい!!!

熱帯魚の嵐! 大物の魚(50センチ以上)も多くて、それが大群で泳いでいるのだ。面白かったのは、カワハギ。頭と体がモザイクのようにカラフルでビックリ! 極めつけは、エイ。砂に埋もれていたのを発見。ヒラメみたいに隠れるためか岩のようにカモフラージュしていたけど、1.5mを潜って、背中に何回もタッチ! ゴツゴツしていて強く触ると逃げてちゃった。エイの大きさは、幅が1m、長さが2m。尻尾はちょっと怖くてつかめなかったけど、とってもラッキー!

すぐ近くのモルジブは、世界一きれいな海として有名だが、スリランカも同じような位置関係。普通にビーチから泳いで、サンゴがうようよあって、大小多くの魚がいっぱい見れるとは信じられない。スリランカの人は8割が泳げない(溺れて死ぬと怖いので親は子どもが海で泳ぐのを好まない)ので海が荒らされていないのだが、最近は外国人観光客の増加や、ボートの底がサンゴを傷つけている。

波が高かったのでシュノーケリングはしんどく、途中で外して、自分で泳ぐことにした。正解だった。サンゴで足を傷つけないように、ウォーキングシューズを履いていたので足先は傷つかなかったが、すねを2ヶ所切ってしまった。浅瀬のサンゴにやられた。キャベツサンゴが面白かった。本当は、自分でゴーグルをして、何時間も海でプカプカして魚ちゃんを観察するのに、ここは車イス一人旅の宿命。30分を十分に満喫して、いつか再訪するぞと思った次第。


アーユルベーダ

日本語に訳すと、ハーブオイル治療? 薬草治療? 何というのかわからないが、オイルマッサージを行ったり、食事治療をしたり、体質改善を行うもの。有名なのはダイエット。スリランカ人は、アーユルベーダを数ヶ月すれば歩けるようになるというが、それはもちろん信じないで、モノは試しと早速体験した。

まずは、医師?の問診から。これは単なるマッサージでなく、治療である。1時間半で、25ドル(3000円)とのこと。結構いい値段するね。医療行為なので納得。

治療室に移動して、裸になって(陰部は布をかぶせる)木の台に横になる。助手が私の全身を触ってオイルを塗っていく、ぐちょぐちょ。ぬるぬる。ねちょねちょ。オイル攻めだ。気持ちがよくて、ハーブオイルの効果なのか、体も火照ってきて、不思議な感じ。汗もかき、喉も渇く。足の先から、指の先、果ては頭の毛から、顔までマッサージ。アソコはマッサージされなかった。

2時間半後、ぬるま湯で流してくれて終了。たっぷりのサービスで1時間も余計にしてくれた。体は、本当に若返った感じ。肌はすべすべ。リフレッシュ。スッキリ。体内脂肪が燃焼された。

1週間リゾートホテルに滞在して、アーユルベーダの治療を受けるクリニックもあり、欧州の金持ちの肥満者やダイエットしたい人が集まるところもあります。皆さんも、不思議な全身オイルぬるぬる興奮体験してくださいね!


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