西アフリカ 未訪問国巡り(5)
2017/02 - 2017/03
一気に通り抜け/シェラレオネ
空路イン ネット環境の良いスペインの国際会議中に偶然見つけて購入したリベリアからシェラレオネへの飛行機。Med-Viw Airline という聞いたこともないナイジェリアの会社。しかも、169ドルと、アフリカにしては格安の価格。ネット決済も簡単で、詐欺かもと少し疑っていたが、きっちり就航していた。ナイジェリアを起点とする新興の格安航空らしい。座席も埋まっていた。 機内用車いすなどない西アフリカ。搭乗タラップの階段は私の車いすを担いでくれた。後ろの座席に移動するのも面倒だからと一番手前のビジネスクラスに座らせてくれた。たった40分のフライトだが、豪華な食事も出た。急いで食べる。荷物なくなったけど、幸運も訪れるから、人生は面白い。昼飯代も浮いたし、ラッキー。 シェラレオネの訪問。ビザの取得が難しい。日本に大使館がないので、ちょっとハードルが高い。リベリアで取得する予定だったのだが、スペインでの国際会議のため、5日間旅程が短縮となり、インターネットの検索で引っかかったシェラレオネの旅行会社のビザ取得代行サービスを申し込む。 シェラレオネビザの申請費用は、日本人は180ドル。ペイパル(クレジットカード)での支払い。値段高いし、書類の不備や、詐欺も心配だったが、これしか選択肢がなく、手続きをすると用紙が返送。紙一枚の書類を持って、入国審査へ。あっけなくスタンプが押され、入国完了。その書類には、675,000シェラレオネフラン(=95ドル)と書かれていたので、85ドルが手数料か。いすれにせよ、たった2日間の滞在のため、2万円のビザ代を支払った。。。 ・・・・・ 飛行機には、ナイジェリアのプロサッカーチームが乗っていた。皆さん、いい肉体。翌日に、アフリカ・チャンピオンズ・リーグの試合で、シェラレオネのチームと戦う。 実は、首都フリータウンに空港がない。海の向こう、船で渡った先、リンギという町に空港がある。フリータウンは、ゴミゴミした坂の街。ギニア国境とも反対の方向。空港から直接、自動車をチャーターして、一気にギニアの国境へ向かうことにした。 他人の旅行記やガイドブックなどには書かれていないルート。効率よく移動ができてラッキー。ルンギ空港から、ポートロコを経て、国境のカンビアまで。所要2時間。120キロぐらい。合計650,000シェラレオネフラン。約1万円と、ぼったくりかもしれないけど、時間優先。移動できるだけマシ。交渉すれば、500,000フラン(66ドル)とかで行けると思う。金額より安心を買った。運転手は上客の私を捕まえて上機嫌。人も良く、サービスもバッチリ。楽しい会話をしながらのドライブ。
空港からギニア国境への道。4年前に完全舗装されたそう。とても良い道。家もキレイ。車窓も美しい。中国企業が鉄道建設中で、道中に中国人労働者が暮らす村があった。鉱山でもあるのかな?
悲惨な内戦のあったシェラレオネ。殺すより、腕や足を切り落とすほうがダメージを与えられる。少年を洗脳し兵士にした様子は、映画「ブラック・ダイヤモンド」で見て、衝撃を受けた。 そこから復興した様子を見たかったが、通りすぎただけの旅行になった。何人か、腕のない人、足のない人が、物乞いをしているのは見たけれど、町にゴミが少なく、良い印象。
小さいリュック1つ、タブレットを入れる布ブリーフケース1つ、身軽な旅。国境の町で、タクシー運転手とホテルを探してチェックイン。平屋の広い敷地が、いい感じ。下着を選択してベランダに干す。昼間は電気がなく、夜にだけ自家発電で灯りがともる。
ビールを飲んで休憩。コップの中に2回もハエが入ってきた。困ったもんです。でも気にせず、飲むしかない。笑。
テレビもない。もちろんインターネットもない。寝るだけの部屋。蚊帳もあり、マラリア予防もできる。預けた荷物に、懐中電灯と香取線香があったのだが、それがないのが残念。それでも洋式トイレで、翌朝、うんこができたので幸せ。
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