Mさん (盲学校教員) 2002年 国土交通省の見解は「そんなことは無いでしょう!4月に通達を出したばかりですから」とのこと。ちなみにフェアリンクス社の「視覚障害者の一人搭乗は認めない」との見解は同じくこの4月に社内規則で決めたとのことです。 飛行機の搭乗では2年前に修学旅行で青森に出かけた(JAS便)時、搭乗後に生徒同士の着席は認めない-認めろで、やり取り20分、出発時間も10分ほど遅れたことがありました。折角の旅行のはじめから「けち」が付いた感がありました。
障害を持つ人を単独では乗せない航空会社なんですね。フェアリンク社は。そんな航空会社が運行を認可させていいのでしょうか? 疑問です。 Hさん (友人が車イス) 2002年9月に、高知~女満別間(関空にて乗継)を航空機部分のみ一人旅を行なおうとしている車椅子の友人(女性)が、ANAより単独での搭乗を拒否されています。 このたび私からの申し出で北海道旅行を計画しています。埼玉に住む私は一足先に出発し、現地で彼女を迎えます。高知の施設~高知空港間は施設介助人が、女満別空港から北海道内旅行を経て、また女満別空港までは私が介助致します。この女性は「進行性 化骨性 筋炎」という難病で、自分では歩く事やベルト(恐らく)も出来ません。このあたりが航空会社のいう「身の回りの世話」という事になるのでしょう。 実は、今回チケットを予約・購入する際、航空機部分のみとはいえ、なにしろ初めての一人旅。私と彼女自身が再三に渡り「単独搭乗が出来るか」の点について、症状その他を航空会社へ詳細に伝え、それでOKが出たのでチケットの購入と至ったのです。チケット購入の際にも念を入れ電話で説明をしながらの購入でした。現在そのチケットは彼女の手元にあります。ところが、それから数日後航空会社の要請により再び症状などを伝えたのですが、そこで突然拒否をされてしまったのです。 航空会社は例によって「身の回り」という言葉を持ち出しますが、フライト時間も短く食事やトイレは問題無く、(念のためにいわゆるおむつを装着する事は伝えてあります)問題があるとすれば唯一手が器用に使えませんのでベルトの脱着に時間が掛かること(そのときの状態によりますが、自分で出来ない可能性は有ります)くらいでしょうか。シートベルトを自分の手で締めれないことを理由に、隣に介助者が乗らなければならないと航空会社は主張してきています。
どうにもならないので、JAS(高知-羽田-女満別)に問い合わせると、JASの予約センター(子会社:エアロコミュニケーションサービス株式会社)の取締役が部下1名をしたがえ、私のもとへ通算3度訪れて下さり、 結局ANAからは搭乗拒否されてそのままになってしまいました。ANAとJASでは正反対の対応でした。どうしてこんなに違うのか不思議でなりません。9/3当日、女満別空港にて彼女を出迎えましたが、JAS側の好意で立ち入り制限区域内への立入り許可を頂き、到着した機内まで彼女を迎えに行く事が出来ました。 また、この単独搭乗をしたという事実は、飛行機から降りてきたところで取材を受け、翌日9/4 北海道新聞の社会面(全道版)で、写真入りにて大きく紹介されました。10月に札幌で DPI世界大会(障害のある人々の国際会議)が開かれるからです。 本人 稲田福代 さんの感想 写真説明: 斜里町・社会福祉協議会の皆さんと |
Sさん (夫が車イス)
> 最大手旅行社のパックツアーに問い合わせると、 >
ところで、フェアリンクですが、今度の旅で利用します。 さて、きーじーさんが搭乗拒否にあったフェアリンク社(成田→仙台)に乗ってきました。 帰国便のホノルル発JALが1時間30分遅れ。成田での乗り換えがあることを告げ、ANA(成田)にギリギリで乗ることになることを連絡してもらいました。そして成田。もう数分というところでチェックインができホッとするのもつかの間、 「車椅子の方は30分前の搭乗手続きが基本。本来はここでお断りするのですが特別乗せますが、せっかくリフトバスを準備していたのキャンセルしてしまい普通のバスになります。そのためアシストを特別に3人につけますが、かなり不自由することになりそれでもよければ乗せることを許可します。ギリギリにきたお客様がすべて悪いのですから」 というようなことを一方的に威圧的言われました。もちろん、遅れたのはJALが原因で予定では2時間は余裕をみてエアの選択をしてました。障害者なんだから迷惑かけないよいに心がけてくれと言いたいのがみえみえでした。 かなりの興奮と他のお客様への迷惑を考えれば言い争う気持ちにもなれず、ハイ、ハイと聞き流しました。そして、最後に「ところで病名はなんですか」かなりぶしつけ。「頚椎損傷ですけどそれはどうしてですか。チケット予約のときからまたその後も何度か質問の電話あり伝えているはずです」 「こちらでは連絡は受けていないしパイロットに報告する義務があるのでお聞きしただけです」 「病名によっては乗れないことがあるのですか」 「いえそういうことはありません」 きーじーさんが言ってたのはこれか、変なの、ていうかムカムカ。 機内用車椅子に乗り換え、不慣れな手つきで階段を持ち上げ危険な状況でやっと機内へ。仙台に着いてからは“はちゃめちゃ劇”はなく、かなりスムーズに移動。感動。フェアリンクは階段が狭いのでかなり研究してどれが最適な方法か検討しているそうです。今回、機内用車椅子を準備してくれたことは、きーじーさんの事件以降、少し良い方向に動いてくれたということなのでしょうか。 脊髄損傷 車イス Kさん (2005年11月) 間接的だとよく伝わらないから自分で直接、南方航空に電話したら、その時の答えは、「車椅子のお客様だと自身の車椅子は空港のカウンターで荷物として預かります。機内では車椅子が使用できないので、職員がお手伝いします」だった。 でも、搭乗ゲートまで自分の車椅子で行きたいし、機内でも車椅子使いたいので、もう少し、強い口調でお願い?すると電話をたらいまわしにされて、「お客様は病気で車椅子?それともケガ?」って聞いてきた。 どうやらケガでの車椅子なら診断書はいらないとのこと。そして、機内での車椅子使用・ゲートまでの自身の車椅子使用を再度要望してみた。もしだめやったら仕方ないと思ってたが、帰ったきた答えが、 Hさん 二分脊椎 車イス (2007年3月) 「障害者単独搭乗の制限」について、悲しい話があります。千葉で開催されたトレイルオリエンテーリングの大会に参加した。車いすであっても、移動に障害があっても、公園や森の中でオリエンテーリングを楽しめるスポーツ。この大会には、長崎県から二名の車いすの選手(男女)も参加していた。 彼らは値段が安いスカイネットアジア航空(長崎-羽田)で来ていた。 往路は一緒に大会参加する付き添い人が一名同行していたが、復路は車いすの彼らのみ。あまり旅行慣れしていない二人なため、心配していたが、悪い予感は的中した。 結果、男性の車いすの人が、翌朝の便で長崎へ帰ることになり羽田で一泊。空港にあるターミナルホテルに自腹で宿泊することになった。
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